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競技かるた 名人・クイーンが決定
1月5日 17時23分

競技かるた 名人・クイーンが決定
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競技かるたの日本一を決める名人戦とクイーン戦が、5日、大津市で行われ、名人戦では京都市の岸田6段が新名人の座を獲得し、クイーン戦では福岡県の楠木永世クイーンが9連覇を達成しました。

この大会は、小倉百人一首の1番の歌を詠んだ天智天皇をまつる大津市の近江神宮で、毎年開かれています。
競技は、100枚の札の中から選ばれた50枚の札を前に向き合い、上の句がわずかに読み上げられた瞬間に素早い手さばきで下の句の札を取り合います。名人戦は先に3勝、クイーン戦は先に2勝したほうが名人、クイーンになります。
ことしの名人戦は、去年優勝した名人が辞退したため、東西の予選を勝ち抜いた2人が新名人の座をかけて対戦し、競技の結果、京都市の岸田諭6段(25)が横浜市の千代間大和5段(25)を3対0で破って、新名人の座を獲得しました。
一方、クイーン戦は、福岡県宗像市の楠木早紀永世クイーン(23)が、挑戦者で石川県小松市の本多未佳6段(23)に2対0で勝ち、9連覇を達成しました。
9連覇を成し遂げた楠木早紀永世クイーンは「大学院進学という環境の変化があり、公式戦に出るのも1年ぶりで、1回戦は試合勘をつかめませんでした。しかし、2回戦は非常に自分らしいかるたがとれて、ほっとしたと同時に防衛できてよかったです」と話していました。
挑戦者の本多未佳6段は「大学のときからこの場所で練習していましたが、クイーン戦となると雰囲気が違いました。しかし、1回戦はいい緊張感のなか、いつもよりよい取りができました。1年頑張って、また来年挑戦したいです」と話していました。

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