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“飲酒して免許取り消し”で新講習1月2日 17時40分
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飲酒運転で運転免許を取り消された人が再び免許を取得する際に受ける講習について、警察庁はより効果的な再発防止につなげるため、アルコール依存症の専門医の協力の下に、カウンセリングなどを盛り込んだカリキュラムに改める方針を決めました。
交通違反で運転免許を取り消された人が再び免許を取るには、適性検査や実技などを含む講習を受ける必要がありますが、違反の種類にかかわらず、同じ内容のものを受講することになっています。
このうち飲酒運転について、警察庁はより効果的な再発防止につなげようと、飲酒運転で免許を取り消された人に限定した講習制度に改める方針を決めました。
飲酒運転は、常習性があるとされることから、新しい制度ではアルコール依存症の専門医の協力の下に、すでに一部の警察で試行的に導入されている独自のカリキュラムを使い、初日の講習のあと、受講者に30日間にわたり飲んだ酒の種類や量を日記に記録してもらいます。
そのうえで講習をさらに1日行い、日記を使ったカウンセリングを通じて日頃の飲酒への自覚を促すとともに、飲酒運転の体験についてディスカッションを行い、危険性を理解してもらうということです。警察庁は、講師となる警察官や自動車教習所の教官の研修を行い、来年度から全国で実施したいとしています。
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