a!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">         (cache) 淀川乱歩 魔小説 地獄の絵本 柔襞日記

魔小説 地獄の絵本 柔襞日記


 ein 淀川乱歩  YODOGAWA Rampo







柔襞日記 其の一




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 ……或る日、僕は南の熱帯雨林の森の中で、たぶんアフリカから来てる子供達の集団を見た。男の子も女の子も全裸の全身が、黒や濃い褐色の子供達を支配していたのは頭部がマンドリルの全裸の男で、妖怪では無く悪霊だった。そして、そんな狒々男ひひマンの股間には長い男根が三本も有ったんだ。更に、悪霊シュレグバの二本も有る長い尻尾の先端は、両方とも人間の亀頭で、四本目と五本目の男根だった。
 ……熱帯雨林の森の中で、シュレグバが支配している広大な場所は昼夜を問わず、常に白い霧で覆われていた。でも、其の森に近付いて良く見ると、其れは霧では無くて、森の樹々の間に無数に張られた細い糸だった。其れは、絹糸の様に細くて強い、無色透明な蜘蛛の糸だった。そして、そんな森の樹々の間に張られた蜘蛛の糸には、彼方此方にお皿の様な形の半球形の大きな凹みが有って、其の凹みを蜘蛛の糸のハンモックの様にして、黒い肌の全裸の少年少女達が、自分では目覚める事の出来無い、深い淫夢に捕らえられ魘されていたんだ。一つの凹みに数人ずつ、子供達は幼い裸身を性的快感に身悶えさせ、可愛らしく喘ぎ続けながら。

 ……黒い肌の少年少女達は毎日、この悪霊に抱かれて幼い性の供物にされていたんだ。シュレグバの、全裸の大男の胴体は死体の様な青黒い色で、其の両足は異常に小さくて短かった。また、森の悪霊には細長い四対もの腕が生えていて、巨大な蜘蛛の様な姿をしていたんだ。熱帯雨林の森の悪霊は全裸の黒い子供達を一人ずつ交代で、昼夜犯し続けていた。そんなシュレグバは、千の手の愛撫者とか、手淫の夢魔とか呼ばれていたんだ。
 ……シュレグバに襲われている子供は赤い顔で身悶え、眠りながら可愛らしく喘ぎ続けていた。実は、シュレグバは淫夢と自慰の悪霊で、特に眠っている子供の全身を感触だけの無数の手で愛撫し続けながら、性器を嬲って幼い性的絶頂を繰り返させていたんだ。淫夢の悪霊シュレグバに、夢に寄生された子供は、現実の世界の肉体を無数の、存在し無い感触だけの手で淫らに愛撫され続けながら、夢の中でシュレグバに襲われ、手足を大の字に大きく開かされて夢魔の悪霊に、男の子も女の子も全裸で犯され続けていた。
 ……でも、不思議な事に、そんな悪霊の感触だけの手で愛撫されている全裸の子供達の、幼い性器だけは目には見え無い手で愛撫されて、現実に淫らに動いていたんだ。全裸で眠り続けている少女達の、小さな黒い女陰が大きく開いえ薔薇色の膣粘膜を見せ、幼い桜色の陰核が見え無い指に摘まれて激しく揉まれていた。また、全裸で眠る少年達の、可愛らしく勃起した黒い陰茎が見え無い指で扱かれて包皮を剥かれ、薔薇色の亀頭粘膜を剥き出しにされていた。
 ……そして、そんな悪霊シュレグバの陵辱は、子供達の淫夢の中では何年間も昼夜終わる事無く続けられたけれど、現実の世界の時間では長くても、せいぜい2時間くらいだったんだ。シュレグバは無数に繰り返される幼い性的絶頂で、自分では目覚める事の出来無い無抵抗な、眠り続ける子供達を責め苛んで、性的快感で嬲り続けていた。



 ……月の無い真っ暗な夜、野外の地面の上で全裸で寝ていた人間の子供達が、突然起き上がると、眠り続けたままで夢遊病の様に歩き出す事が有った。眠ったまま歩き続ける全裸の子供達は、男の子も女の子も深夜の草原か森の中に次々と集まって行ったんだ。幾つかの子供達の集団が一箇所に合流して、数百人から数千人もの子供達が、深夜の真っ暗な草原の冷たい草の上か、真っ暗な森の中の樹の無い広場の土の上に、全裸で同じ方を向いて座って行った。
 ……やがて、其の草原か森の周囲で寝ていた子供達が全員、其の場に集合し座り終えると、同じ方向に地面の上に座った子供達の前方に、横長に白く光る巨大な長方形がおぼろに現れたんだ。其れは喜寝魔きねまの仕業で、妖怪喜寝魔は夢魔の布妖怪で、眠っている人間を操って一箇所に集めては、淫らに乱交させる淫夢の妖怪だった。
 ……そして、突然、空中に浮かんで淡く発光する、小さな建物ほども有る巨大な白い横長の布に、全裸で淫らに愛し合う人間の子供達の姿が、少し黄ばんだ白黒の映像で映ったんだ。まるで、深夜のポルノ映画の野外上映会の様に。映像に音声は無く、深夜の草原には風の音、森の中には虫の鳴き声が微かに聞こえているだけだった。
 ……やがて、銀幕妖怪の方を向いて地面に座りながら、全裸で眠り続けていた子供達は、可愛らしい顔を赤らめ、小さく喘ぎ始めたんだ。そして、自分や横の子の、幼い裸身や性器を無意識に触り始めていた。 ……実は、喜寝魔には強力な催眠と、催淫の妖力が有って子供達は無限に続く淫夢から、自分では目覚める事も出来ずに、性的に強制的に激しく発情させられ続けて、無意識に自慰し始めたり、周囲の子の柔らかな裸身に抱き付いて、快感を求めて疼く股間の幼い性器を其の子の裸身に擦り付けたり、相手の裸身を舐めたり吸ったりし始めていたんだ。
 ……そして、妖怪は子供達を、全身を自由に操れる状態で目覚めさせた。 ……深夜の、真っ暗な草原や森の中に子供達の上げる幼い、可愛らしい性的快楽の声や絶頂の声が無数に重なって響き渡っていた。全裸の人間の子供達は、少年達も少女達も、幼児達も幼女達も、性別や年齢とは無関係に性的に淫らに互いに愛し合い、妖怪に操られて犯し合っていたんだ。

 ……やがて、そんな野外の地面の上で、全裸で裸身を絡ませ続けている人間の子供達の下の地面から、無数の白い布の細長い紐が触手の様に伸び上がり、男児達の勃起した陰茎に巻き付いて激しく扱き続けたり、近くの子供の女陰や肛門の中へ、子供の男根を強制的に挿入させたりした。また、そんな白い細紐の先端には、妖怪一反木綿の様な小さな布の白い手が一つずつ付いていて、喜寝魔の前に集められた子供達は全員、白い細紐の手で同じ姿勢を取らされて行ったんだ。
 ……妖怪の白い細紐の手は数十万本も有って、実は其れ等は喜寝魔の毛髪が変化した物で、巨大な布妖怪の裏側一面から伸びていた。 ……子供達は、男児達も女児達も無数に伸びて蠢く妖怪の細長い布紐の腕で後ろ手に、全裸の両手を背中でいましめられて仰向けに寝かされると、両足を左右に大きく開かされて細布の腕を巻き付けられてしばられ固定されたんだ。そして、淫夢にうなされながら抗う事も出来ずに、無防備な幼い性器を無抵抗に、性的絶頂するまで妖怪の手で丹念に嬲られ続けていた。
 ……女児達は、其の妖怪の手の幼児か人形の様に小さな布の指で、幼い女陰を開かれて男児の陰茎を挿入されたり、子供の幼い陰核を愛撫されて嬲られ続けていて、男児達も布妖怪の小さな手で幼い陰嚢いんのうを揉まれ、可愛らしく勃起させた陰茎を扱かれて続けていたんだ。 ……そして、そんな子供達は少年達も少女達も、妖怪の細紐の手の指を女陰や肛門へ入れられて、上下左右から丸く開かれ、更に別の手を中へも挿入されて、膣や直腸の中をまさぐられて愛撫され、小さな乳首や陰核を摘まれ、揉み引っ張られて激しく嬲られ続けては其の強烈な快感に身悶え続けていた。
 ……白く、仄かに光る巨大な銀幕妖怪の見下ろしている目の前で、少年少女達は喜寝魔の方に恥部を向けて全裸で仰向けに両足を大きく開かされて寝かされ、周囲一面の地面の上に規則正しく並べられて、性的快感に可愛らしく身悶え喘ぎ続けていたんだ。喜寝魔は、子供達を出来るだけ狭い面積に大勢並べる為に子供達の裸身を、両横の子供の裸身と裸身を密着させて、更に子供の頭部に上の子の小さな丸い臀部おしりを乗せて子供達の恥部を上に向けさせ、まるで玉蜀黍とうもろこしの実の様に密集させて全裸で仰向けに、両足を開かせて寝かせていた。
 ……そして、そんな子供達が幼い性的絶頂に達すると、妖怪の手で嬲られ続けている丸見えの幼い性器と、其の子の可愛らしく喘いでいる顔が次々と順番に、目の前の巨大な白い布に大写しにされて晒され続けたんだ。妖怪は、自分の表面に大写しにした人間の子供の幼い性的絶頂の光景を、其の場にいる子供達全員の首を前に曲げさせ、両目の視線を前方の画面の方に向けて固定して、強制的に子供達に見せ付けていた。
 ……特に、年長の男の子達を苦悶させたのが、其の妖怪が決して少年達に射精させ無かった事だった。布の妖怪の喜寝魔は、人間の男児の精液で濡れる事が嫌いらしくて、少年達の脳神経系に割り込んで、どんなに激しく性的絶頂しても決して少年達に射精を許さなかったんだ。だから、全裸の少年達は幼い男根を、破裂しそうに固く勃起させたまま真っ赤な顔で苦悶し、身悶え続けては一晩中、射精出来無い性的絶頂を無数に繰り返して、激しく喘ぎ続けていた。
 ……深夜の草原や森の中で、全裸の子供達の野外の幼い性の饗宴は、そうして一晩中続けられていたんだ。





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Last Updated: 2006.8.8


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