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「被災地のアスベスト」テーマにシンポ 12日、石巻・神戸

 東日本大震災の被災地で健康被害が懸念されているアスベスト(石綿)問題の対策を考えるシンポジウム「震災とアスベスト−1.17から3.11へ」が12日、石巻市と神戸市の2会場をインターネットで生中継して開かれる。
 がれき撤去作業などでアスベスト飛散の影響が顕在化した阪神大震災を教訓に、東日本大震災の被災地で同様の事態を防ぐため、NPO法人ひょうご労働安全衛生センター(神戸市)などが企画した。
 阪神大震災におけるアスベスト飛散の実態を検証する第1部は、建設作業員らが当時の復旧作業の労働環境などを報告し、国立環境研究所国際資源循環研究室の寺園淳室長が基調講演する。
 第2部は「1.17の教訓から3.11被災地へ」と題し、神戸会場で立命館大の石原一彦教授が震災アスベスト問題の対処法を紹介。石巻会場では、NPO法人東京労働安全衛生センターの外山尚紀氏が岩手、宮城両県の被災地でアスベスト濃度を調査した結果などを説明し、石巻赤十字病院の矢内勝医師は被災地で多発している呼吸器疾患の現状を解説する。
 午後1〜4時。石巻会場は石巻市労働会館。参加無料。連絡先はひょうご労働安全衛生センター078(382)2118。


2013年01月06日日曜日


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