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【プロ野球】

巨人・菅野 自主トレ公開 ダル魔球披露

2013年1月7日 紙面から

自主トレを公開し、ブルペンで投球練習をする巨人の菅野=神奈川県平塚市の東海大グラウンドで(市川和宏撮影)

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 新兵器を引っ提げて、プロの門をたたく。巨人のドラフト1位・菅野智之投手(23)=東海大=が6日、神奈川県平塚市の同大グラウンドで練習を公開した。ブルペンでは新球ワンシームを試投するなど1年間の浪人生活の成果を披露。ダルビッシュ(レンジャーズ)も操る新魔球を手土産に、Gの投手王国に殴り込む。

 詰め掛けた約40人の報道陣と5台のテレビカメラの前で、スーパールーキーがベールを脱いだ。ジャージー姿でブルペンに入ると、オリックスからドラフト3位指名を受けた伏見を立たせたまま、35球の初投げ。伏見から「157キロ出てます」と冗談が飛んだほど伸びのある直球に加え、スライダー、カットボール、カーブなどを次々に投げ込んだ。その中で2球だけチラ見せしたのが習得中のワンシームだった。

 新球について問われると、菅野ははにかむように答えた。「速いシンカーのようなイメージ。これまでは試合ではほとんど投げていません。プロに向けて? そうですね。楽しみにしていてください」。ワンシームは現在ダルビッシュのほか、広島・前田健など限られた投手しか取り組んでいない魔球。ルーキーにとっては異例とも言える挑戦だが、1年浪人してまで熱望した巨人入り。手ぶらでプロ入りするわけにはいかなかった。

 今後は7日に東海大での練習を打ち上げ、10日から始まる新人合同自主トレに参加する。「去年1年間はチームとしての戦いができなくて悔しかった。周りから見たら焦ってると思われるかもしれないけど、いつでも投げられる、行けるというのを見せていきたい」と菅野。苦しかった雌伏の1年間。その成果を見せる時はすぐそこまで来ている。 (臼杵秀之)

 

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