元巨人・趙成ミン氏が自殺　交際女性宅で首つり

　巨人に１９９６〜２００２年の間在籍した元投手、韓国の趙成ミン氏（３９）が６日早朝、ソウル市内のマンション浴室で首をつって死亡しているのを交際女性（４０）が発見し、警察に通報した。遺書は見つかっていないが、発見状況などから自殺とみられる。聯合ニュースをはじめ韓国メディアが一斉に報じた。

　報道によると、趙氏は５日夜に同女性自宅マンションで酒を飲んでいた際、女性から別れ話を切り出された。女性は一時外出したが、戻ってきた際に死亡している同氏を見つけた。同氏は実母に「もう生きていけない」、女性に「強く生きてください」などとメールを送っていた。

　趙氏は巨人で通算１１勝１０敗１１セーブ。１９９７年は抑え役で２２試合に登板して１勝２敗１１セーブ、９８年には主に先発で３完封勝ちを含む７勝６敗の成績を残した。巨人退団後の２００５〜０７年は韓国のハンファでプレーした。１１年から務めていた斗山の２軍コーチも昨年１１月で契約切れとなっていた。時事電によると、同時期に暴行事件に関連したとして警察の取り調べを受けたという。

　００年に韓国のトップ女優の崔真実（チェ・ジンシル）さんと結婚して話題になったが、０４年に離婚した。２人の間には一男一女がいる。崔さんも０８年に自殺している。