ニュース詳細
SNSのグリー 未成年者に上限超え2800万円余請求・返還へ1月7日 4時19分
K10046182411_1301070519_1301070522.mp4
ソーシャルゲーム運営会社大手の「グリー」は、未成年者の1か月の利用金額に上限を設けていますが、プログラムの設定ミスで、上限を超えて請求したケースが700件以上あったとして、多く請求した2800万円余りについて、返還に応じることになりました。
携帯電話やスマートフォンを使って、インターネットを通じて遊ぶソーシャルゲームを巡っては、未成年者が高額な利用料を請求されるトラブルが相次いだため、各社が対策に乗り出しています。
このうち、大手の「グリー」は、去年4月から1か月に利用できる金額を、15歳以下は5000円まで、16歳以上19歳以下は1万円までに制限しています。
しかし「グリー」によりますと、プログラムに設定ミスがあったため、クレジットカードで決済した場合、制限されない状態が去年9月7日まで続いていたということです。
上限を超えて請求したケースは730件以上、総額2800万円余りにのぼり、1か月で10万円以上を請求された未成年者が30人以上いるということです。
「グリー」は、去年9月にこの問題を把握したあとも公表せず、問い合わせがあった1件についてだけ返還していました。
これについて「グリー」は、「情報開示が遅れ、ご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫びします」とコメントしています。
上限を超えて請求した未成年者には今後、個別に連絡し、返還に応じるということです。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|