「本業」を「副業」に言いかえてみよう

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2013/01/07


ふと手に取った一冊だったのですが、とても面白いことが書いてあったのでご共有。


「本業」を「副業」に言い換える

普段と変わらない、ある日のこと。特別なきっかけがあったわけではありませんが、突然ひらめきました。

「私の職業は会社員です。趣味でレコードを収集しており、通販やネット・オークションで海外からレコードを購入しています。聞かなくなったレコードはヤフオクなどで処分しています」

自分がおかれている現在の状態を、次のように言い換えてみました。

「私の職業は自営業(レコード屋)です。店の在庫と海外から仕入れたレコードをネットで販売しています。自営業の稼ぎだけでは食べていけないので、昼間は会社勤めをしています」

両方ともやっていることはまったく同じなのですが、ちょっとだけ視点を変えて、後者のように言ってみただけで、その後の私の人生は大きく変わることになりました。

どうでしょう?これ面白い考え方だと思いませんか。「本業」を「副業」に、「趣味」を「本業」に言い換えてみる、という思考実験です。


僕も昨年の4月に「マーケティングコンサルタント」という本業を副業に、「ブログ運営」という趣味を本業にする、という転換を行いました。「ブログは趣味だしな」という思い込みが自分のなかにあったのですが、プロブロガー本を読み「ブログは本業になるのか!」と気づかされ、人生が大きく変わりました。

起業した方のストーリーを聞いていると、僕に限らず「趣味だったことを本業にした」という価値転換はしばしば見られます。極端な例ではパチプロとか。カフェのオーナーなんかも多そうですね。


著者の細田さんは、会社の業績が悪化したこともあり、週末の時間を使ってレコード販売ビジネスを立ち上げたところ、世帯所得が2倍以上になったとか。扱っている在庫数は1万点というから驚き。さらに、細田さんに触発されて奥さんもビジネスをはじめたというから素敵です。


この手の本は情報商材チックな匂いがするので避けていたのですが、本書は終始落ち着いたトーンで、変な怪しさ感じさせない真面目な一冊です。確定申告や節税のあたりはフリーランスの僕も普通に参考になりました。これタイトルで損してるような気がしますね(どうしようもないんですが…)。

個人的には、ぜひとも多くの方に読んでもらいたい本です。ココナラSTORES.jpBASEなど、副業を可能にするプラットフォームも増えてきてますしね。

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