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インド・パキスタン両軍が銃撃戦1月6日 20時8分
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インドとパキスタンが領有権を争っているカシミール地方で、両国の軍どうしの銃撃戦が起きて、パキスタン軍の兵士2人が死傷し、今後、両国の対立が強まることが懸念されています。
パキスタン軍によりますと、6日朝早く、カシミール地方にあるパキスタン軍の検問所がインド軍から攻撃を受けて銃撃戦となり、パキスタン軍の兵士1人が死亡し、1人が重体になっているということです。
パキスタン軍は、インド軍がカシミール地方に駐留している両国の部隊を隔てる暫定的な境界線を越えて攻撃をしかけてきたと主張しています。
これに対して、インド軍はパキスタン軍から砲撃を受けたため反撃したと主張し、インド軍は暫定的な境界線を越えておらず、パキスタン軍の攻撃は停戦合意に反すると非難しています。
インドとパキスタンは、1947年の独立以降、カシミール地方の領有権などを巡って戦争を3度繰り返していて、これまでにもカシミール地方では軍どうしの銃撃戦が起き、双方に死傷者が出ています。
両国は、おととし、領土問題を含む包括的な対話を再開して関係改善に向けた動きを進めていますが、今回の銃撃戦をきっかけに、今後、対立が強まることが懸念されています。
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