『週刊台湾通信』
第8905号(2000年2月3日発行)

主な内容

[徐弁護士の台湾論壇(249)「仮処分」]
我愛台湾■ワイド特集■何でもありの三面記事

リンクがはってある記事は、抄録(編集後記は全文)をご覧になれます。


[日本関係]
三三会、日本を訪問
◎ソニー、代理権を回収へ
光宝の日本子会社、日本での上場を申請
◎変電所建設会社の華力興工程が設立
資生堂、工場拡張に6000万元投資

[経 済]
12月の景気警告信号、3カ月連続の緑(安定)
◎昨年11月の商業営業額、12.57%増加
◎台湾を世界の物流・運営センターに
昨年の広告収入は1163億7000万元
◎陳水扁氏、証券交易所得税の復活主張で論議
昨年の平均失業率は2.92%
◎聯華、IBMおよびInfineonと技術開発で提携
◎エッソ、台湾の石油製品市場に着目
◎台鳳、屏東県竜泉でバイオ・パーク建設
昨年の輸出受注額は1274億7000万ドル

[大陸関係]
◎保険業者の大陸事務所開設3原則が発表

[国際関係]
◎光宝、ペナンの生産ラインを大陸に移行

[政 治]
◎総統選挙、立候補届けが始まる

[生活社会]
雲林でウシの口蹄疫、134頭を屠殺
53%の先住民、「自分たちは社会の最下層」
昨年の出国者数、10%以上の成長

<編集後記>



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【特集】
我愛台湾
■ワイド特集■
「無奇不有」何でもありの三面記事を集めました

帝王切開8回、もう1人欲しい
 3回以上帝王切開をすると妊娠の際に大変危険だというのが医学界の定説だが、長庚医院の葵佳璋医師は最近、ある女性の8回目の帝王切開を行った。葵佳璋医師によると、8回の帝王切開というのは台湾でもまれにみる多さという。しかしこの婦人は避妊するつもりはまったくなく、さらにがんばるつもりでいる。
 葵佳璋・主治医によると、28歳のこの女性は20歳で結婚してから、ほぼ1年に1人のペースで続けて8人の子供を産んだが、すべて帝王切開による出産だった。7人目の子供を産んだ際、帝王切開での出産回数があまりに多いため、医師からは、今回の帝王切開で重い腸重積になる可能性があり、産児制限をしなければこれから1人産むごとに危険が高まると警告された。
 ところがこの女性、医者の警告も意に介すことなく再び8人目の子供を妊娠した。8人目の妊娠期間は大変苦しいもので、妊娠7カ月目には経過が不調なため何回も治療を受け、さらに腎盂炎で入院もした。さらに妊娠35週目には、これ以上お腹に子供がいると危険だと判断されて、医師からなるべく早く帝王切開を受けるよう勧められた。そして36週目にようやく2050グラムの男の赤ちゃんが生まれたが、この手術は腸重積を避けるため腹膜外帝王切開で行われた。幸いにも母子共に元気だった。
 この女性がこれまでに生んだ7人の子供はすべて帝王切開だったが、7人目の出産時に胎盤が前に移動していたため、8回目の帝王切開ではもう少しで子宮を切りとってしまうところだった。
 理論的には帝王切開には限度があるが、従来の帝王切開は2層になっている腹膜から、腹腔と子宮にメスを入るため、腸重積になったり下腹部が痛むといった欠点がある。さらに帝王切開の数が多くなると腸重積になる可能性がさらに増し、症状もひどくなる。そのため3回以上帝王切開をした妊婦について医師はこれ以上産まないようにアドバイスしている。
 これに対して腹膜外帝王切開は腹腔にメスを入れる必要のない手術で、医師が腹壁を切開してから腹膜を上へ押し上げ、子宮を切開し子供を取り出す。そのため腹部感染を引き起こす可能性がある羊水などが妊婦の腹腔に入らず、腸重積や、腹部の痛み、腹膜炎の後遺症もない。しかし腹膜外帝王切開は大量出血の危険性も高く、医師の技術が試される。
 女性は妊娠時に苦しみながらも順調に8人目の子供を産んだ。葵佳璋医師は帝王切開の際、ついでに卵管結紮した方がいいとアドバイスした。ところがこの女性は「もう1人生みたい」と言い出し、医師としてもどうしていいものか困ってしまった。この女性は本当に子供が好きで、離婚した夫との間に4男3女をもうけている。最近、恋人ができたので、再婚してまた何人か子供を産みたいと思っているらしい。
 葵佳璋医師が過去の文献を調べたところ、台湾で8回以上帝王切開した記録は残されていなかった。そのため、この女性の8回という記録が台湾での帝王切開の最高記録となるもよう。

電柱激突事故で、中華電信が賠償へ
 中華電信公司は、高雄県湖内郷信義路67巷の水路わきに電柱を設置していた。4、5年前の道路拡張の際、水路が埋められて道路になったが、中華電信公司は電柱を移動せずそのまま放置していたため、電柱は道路の中心からわずか1.3メートルの、道路のほぼ中央に立ったままとなっていた。
 昨年7月、王さんの運転する車がこの電柱に激突した。王さんは頭部に重傷を負い、回復しないまま4カ月後に亡くなった。そして、重度知的障害の子供と無職の妻が残された。たちまち生活に困窮した遺族は、中華電信に対し、電柱の設置管理上の不備を認めて賠償金を支払うよう求めた。しかし役場の調停でも協議が成立せず、このため遺族は裁判所に400万元の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。
 中華電信側は、電柱は本来路肩にあったが道路拡張のために路肩の脇にあった水路が埋められたため、電柱の位置が道路の中央にきてしまったもので、これに対して通知を受けたり苦情が寄せられたことはなく、中華電信の職員が点検したときも水路が埋められていることに気づかなかったと主張した。また、王さんが電柱に衝突したのはスピードの出しすぎが原因だと主張した。
 しかし、電柱を設置した後には電線の安全管理のために点検を行い、交通の妨げになるようなら移転することを中華電信に義務付けている規定がある。このため中華電信には、点検の際に不備に気づいていなくても、管理責任が課される。また王さんがスピードを出し過ぎていたという証拠もなかった。このため中華電信側の敗訴となり、裁判所は中華電信会社に対して、王さんの残された妻子に慰謝料、養育費等、合計160万元を支払うよう命じた。

姦通罪になる理由
 男女が同じ部屋にいて、同じベッドに一緒に寝るということが「姦通罪」(台湾にはまだこれがあり、刑事罰となる。ただし親告罪。夫婦のどちらから訴えることも可能)に当たるかどうか。裁判所は2つの案件でまったく異なる判決を下した。
 台湾高裁は最近、2件の「家庭妨害」案件についての裁判を取り扱った。この2つの案件は、いずれも配偶者が警察官をともなって踏み込み、浮気現場を摘発したのだが、1件は無罪が確定し、もう1件は訴えられた2人とも懲役4カ月または罰金の刑が確定した。
 無罪になった案件を見てみよう。警察が浮気の現場に踏み込んだ時、男性はシャツとパンツ、女性はジャージを着ており、1つのベッドで一緒に寝ていた。検察官は常識から判断したら「何もなかったとは考えられない」と主張し、性関係があったことを否定する2人にうそ発見器を使って鑑定した結果、うその供述をしているという鑑定が出たことから、2人を起訴した。
 起訴を受けて高裁は、検察官に証拠を提出するよう求めた。高裁は、刑法における姦通罪(浮気をした配偶者に対して問われる)、相姦罪(浮気をした配偶者の相手に対して問われる)を構成する条件の1つは、男女が合意の上で姦淫行為をすることであるが、この案件では2人の姦淫行為を目撃しておらず、被告たちが姦通や相姦をしたとする証拠がないと判断した。
 高裁は1941年の最高裁判例を引用して、被告に不利な事実の認定は、必ず有力な証拠が必要であるが、本案件で提出されている警察が撮影した現場写真は姦淫行為を撮影したものではなく、現場でティッシュやコンドーム、下着が差押えられたわけでもないことから、被告たちが姦淫行為をした証拠としては不十分だとの見方を示した。
 また高等裁判所は、「うそ発見器でのテスト以外に2人の被告が姦淫行為をしていたという証拠がなく、うそ発見器は100パーセント正確ではない。裁判をする上での参考にはなるが、有罪を確定する決定的な証拠にはならない。踏み込まれた時、2人が一緒に寝ていたということだけで、また着衣の状況だけに頼って2人を有罪とすることはできない」という判決を下した。
 しかしもう1つの有罪となった案件では、被告たちはこのような幸運には恵まれなかった。この案件の2人の被告は踏み込まれた時、前述の案件と同じように男性はパンツ、女性はパジャマを身に着けていた。高裁は、最高裁の1981年の判例を引用して、犯罪の事実を認定する証拠は直接証拠だけではなく間接証拠も含まれ、さらに踏み込んだ時の状況も考慮されると判断し、被告を有罪とした。
 高裁は、「被告たちの間に姦淫行為がないとしたら、どうして男性は女性が住んでいる場所に引っ越してきたのだろうか、また2人が姉と弟のような単純な関係であるというなら、どうして同じ部屋の同じベッドで寝ていたのか、普通の正常な友達関係を超えて親密な関係があったはずだ」と判断した。
 しかも2人はペアルックを着て警察の事情聴取を受けており、高裁は「もし2人の間に何もなかったと言い張るなら、彼らのものの考え方は一般常識とかけ離れており、信用するものは誰もいない」として、有罪判決を下した。

2人の妻を娶った男
 既婚者である楊さんは10年ほど前、10歳年下の江さんという女性と不倫関係になった。この関係を当時、楊さんの妻であった李さんは知ってしまった。
 ところが李さんは2人を姦通罪で夫を訴えないばかりか、逆に3人で「1人の夫を2人の妻が共用する」などの取り決めを交わし、共同生活を始めたのである。
 それから10年たって李さんは、このような形での共同生活を後悔し、2人を家庭妨害罪で訴えた。しかし高裁は、楊さんと江さんとの不倫関係は確認したが、李さんが2人の関係を容認していたことから、起訴を受理しなかった。
 この出来事は、李さんが今年4月29日、李さんの夫である楊さんが自分を騙して江さんと新竹で同棲していると警察に訴えたことから始まった。警察は2人のいる現場を取り押さえ、家庭妨害罪の疑いで送検し起訴したが、1審では起訴は受理されなかった。李さんはこれを不服として、高裁への上訴を求めた。
 高裁の審理で驚くべきことが明らかになった。現在49歳の楊さんは10年前(1989年)から、江さんと交際すると同時に同棲していた。李さんはこのことに気づいたが、その年の4月26日、李さんは楊さんと江さんの3人で共同生活をする上での8カ条の協議書を交わし、同意の上で江さんの戸籍を李さんの戸籍に入れて共同生活を始めた。
 共同生活の取り決めとは、まず一緒に家事をすること。李さんが江さんに毎月8000元のこづかいを与えること、2人の女性がもめても楊さんは干渉しないこと。そして楊さんは毎週月・水・木・土・日曜日に李さんと夫婦生活をし、火・金曜日は江さんと行うこと。江さんは2人までしか子供を作れないこと、などを内容としていた。また、李さんが以後、2人に対していかなる訴えも起さないことを決めていた。
 3人で取り交わした協議書の内容にしたがって、江さんは1989年9月18日から1994年10月まで李さんの戸籍に入っており、後に楊さんとの間に2人の子供をもうけた。李さんは1989年4月26日以前の姦通行為を許しており、さらにこの日以降、3人の共同生活において2人が姦通行為を続けることを容認していた。
 その後、夫の楊さんは働こうとしなくなり、このため李さんは思い余って姦通罪で2人を告発することにしたのである。しかし検察官の起訴に対して、裁判所では刑法245条にもとづいて、2人の姦通を容認していた李さんには告発する権利がないと判断し、上訴を却下する判決を下した。

恋は盲目、抱きついて懲役
 25歳の廖男被告はある女性に思いを寄せていて、付き合いたいと切に願っていた。そんな折(今年の4月)、その女性と一緒にある信者の家で行われたミサに出席する機会を得た廖男被告は、ミサの途中で女性に強引に抱きついてしまった。女性が逃げても執拗に追いかけてさらに背後から抱きついたため、女性に訴えられ士林地裁で懲役30日または罰金の有罪判決が下った。
 罰金刑とする正当な理由がなければ、30日間刑務所に入らなければならない。罰金で支払うなら2万7000元。これがわずか数秒間抱きついたことの代償。なかなか安くはないようだ。  被告は法廷で女性に抱きついたことを断固として否定し、抱きつきたいと思っただけであり、近付いただけで抱きついてはいないと主張した。しかし被告の供述が首尾一貫していないため、地裁は被告の主張を信じることはできないとして、被害にあった女性の訴えを認め、前述の判決を下した。

「自分は日本人」交通事故で偽る
 韓国の台湾駐在代表部の公用車ナンバー「外0455」を付けた車を運転していたLEE HWA SOOさん(女性・42歳)は12月15日午後、台北市重慶南路と北平西路の交差点で、タクシーと軽い接触事故を起こした。お互い相手のせいだと言い張って一歩も譲らなかったため、警察が現場に出向いて事故処理に当たった。警察の問いに対して、LEEさんが自分は日本人だと主張したことから、警察が女性の身分を調べたところ、女性は結局「ニセ日本人」。
 LEEさんは「台湾の警察はいいかげんだが、自分が日本人だと言ったら、待遇がよくなるのではないかと思った」と弁解した。
 事故が発生したのは午後1時55分。LEEさんは警察官が現場に駆けつけたのを見てすぐに、自分のことを日本人だと名乗り日本語で話し始めた。外事課に英語が得意な警察官がいたが、LEEさんが日本語しか話さなかったため、日本交流協会に至急連絡した。事故処理が終わるまでに日本側の関係者が現場に到着しなかったのは幸いだった。
 警察が処理を始めて1時間ほどすると、韓国側の関係者が集まってきた。警察はLEEさんが運転していた車のナンバーから、ようやくLEEさんが韓国の外交官の家族であることを突き止めたのである。警察官は、「LEEさんの様子から判断すると、夫に知られるのを恐れているようだったが、なぜ自分は日本人であると言い張ったのか分からない」と話している。

別居50年後の離婚
 高雄県に住む楊さん夫婦は、結婚して8カ月も経たないうちに大喧嘩をした。この喧嘩がもとで、妻は実家に戻ってしまった。この時から50数年もの別居生活を経て、最近、楊さんはようやく裁判所に離婚の申し立てをした。裁判所は双方に愛情がないことを認め、楊さんの申し立てを認めた。遅まきながら2人は、50年あまりにわたった別居生活に終止符を打ち、再びそれぞれの道を歩むことになった。
 高雄県橋頭郷に住む楊さんは1941年、知人の紹介で高雄県彌陀郷の曽さんという女性と知り合い、翌年の4月末に結婚して暮らし始めた。しかし同年12月3日に些細なことから口論となり、妻の曽さんは実家に帰ってしまった。
 楊さんによると、楊さんは妻が出て行った後、妻とまたやり直したい思って、親や親戚、知人に仲介してもらったが、妻は頑として聞かなかったという。妻の曽さんは1947年4月7日に自分の戸籍を高雄県彌陀郷に戻すとともに、自分の姓名の上に被せていた夫の姓を取り去った。このときから夫婦は音信不通となり、縁もゆかりもない赤の他人同様となり、愛情もなくなってしまった。
 最近、楊さんは曽さんが梓官郷に住んでいることを知り、離婚訴訟に踏み切った。曽さんは出廷して、50数年にわたる別居生活を認めた。

妻が遠縁の親戚、結婚が無効に
 屏東県にする陳さんは、他県で働いていたときに同じ姓の女性と知り合った。2人は交際を経てまもなく結婚し、子供を1人もうけた。しかし子供が2歳のとき、陳さんは妻が5親等の親戚に当たることを知った。妻はこの事実に衝撃を受け、離婚を決意した。
 屏東地裁は、この案件を人間関係が希薄で、親類間の交流が少ない現代社会でこそ起こりうる悲劇だとしている。
 陳さん夫婦は法律で結婚できないとされる6等親内に当たるが、2人はこの事実を知ることなく結婚して子供をもうけた。正式に結婚式を行っており保証人もいるが、夫婦間に血縁関係があることが分かった以上、婚姻そのものは無効になる。また子供は2人のうちのどちらかが養育しなければならない。
 屏東県出身の陳さんは5年以上前、県外で仕事をしていた際に同じ陳さんという女性と知り合い、気の合った2人はそれからまもなく結婚した。婚約式と結婚式をした際、大勢の親戚、友達を招いたが、この時、妻の父親が、夫の父親の伯父に当たることにまったく思い当たらなかった。また式に参列した親戚たちも、お互いに親戚関係にあることに誰も気づかなかったという。
 その後、陳さん夫婦に男の子が生まれ、お互いの家族関係を詳しく知るようになって、2人の親戚の多くが共通していることに気づくようになった。夫婦の家族関係をさらに調べていくと、お互いの間に血縁関係があることが分かったという。つまり陳さんの妻は、夫の陳さんからみると「祖父の兄弟の娘」に当たり、遠いおばさんということになる。
 女性はショックを受け、失意のまま家を飛び出し、しばらくして屏東地裁に婚姻無効を訴えた。
 この同姓夫婦はすでに別居して2年以上経っている。妻の方は、2人が血縁関係にあるため、子供に影響しないかと心配している。夫の方は別れたくないと思っているが、結婚生活を続けて行くことは不可能だとあきらめているという。

テレビの真似をして犯罪、すぐに逮捕される
 1月8日の深夜、台北市中山区で立て続けに3件の事件が発生したが、警察のすばやい対応で合わせて10人の犯人が逮捕された。
 最初の事件は、深夜1時ごろ。23歳と16歳の少年が、興安街と農安街の交差点にさしかかったところ、「自分たちはやくざだ」と称する8人の男たちに取り囲まれ、ピストルで脅されて財布と携帯電話を奪われた。2人が事件に巻き込まれている時、ちょうど界隈を巡回していた警官が通り掛かり、8人は即刻逮捕された。8人のうち2人を除いた残り6人はすべて未成年、最年少は15歳だった。
 また同じ日の深夜3時ごろ、27歳のコックの男が逮捕された。この男は前日の晩に自宅で父親の誕生日を祝ったばかり。誕生日プレゼントに金の縁起物まで買っていたほどで、特に金に困っていたわけではない。ところが何を思ったのか、バイクで路地を通りかかった時、1人の女子大学生を見つけ、果物彫刻用のナイフで脅した。被害者の叫び声で駈け付けた警官によって、現行犯逮捕された。
 実はこの男は、事件を起こす少し前に、自宅で犯罪事件ばかり扱ったテレビ番組を見ていたという。その日たまたま深夜に道を歩く女性を見かけたことから、突然、テレビの真似をしてみたくなったという。「こんなにすぐに警察に捕まるとは思ってもみなかった」と反省している。
 さらに3件目は、明け方4時ごろ。同じ中山区の林森北路の路地で起こったひったくり事件。女性のバックをひったくった疑いで25歳の容疑者が警察に現行犯逮捕された。警察では、この男が過去に少なくとも6件の事件に関わっていると見ており、さらに追求している。


三三会、日本を訪問

 三三会の訪問団とともに東京を訪れている同会最高顧問の江丙坤・経済建設委員会主任委員は26日、台湾と日本の経済関係は、現在、深刻な世代交代の不安に直面しており、台湾の立場を代弁してくれる日本の企業家はますます少なくなっているため、三三会が双方の若い企業家の間で架け橋の役割を果たすことを希望していると語った。
 江丙坤氏は、三三会が両国間の経済関係に果たす役割について、「男女が出会ってすぐに子供を産むことはできない。会ってすぐに結婚することはないはずだ。まず恋愛から始めなければ」と指摘した。また、台湾の対日貿易赤字は依然として大きなものだが、現在この問題は解決に緊急を要するものではなく、台湾は日本から主要部品を輸入しているのであって、しかも対日貿易赤字が台湾の経常収支のアンバランスを生んでいるわけではないと語った。
 三三会を通じて李登輝総統の訪日を促進しようとしているのではないかと憶測されていることについて江丙坤氏は、李登輝総統の訪日のパイプは非常に多く、三三会を通すまでもないと指摘し、三三会の成立と訪日の動機は単純なもので、両国の企業の交流と認識を促進することだと表明した。
 江丙坤氏は26日、集集大地震後に台湾を訪れたことのある東京都の石原知事と会見し、地震対策の経験を交換した。石原知事は、東京都は災害救済での協力を進めるため、台湾に担当者を派遣するとともに、台湾の耐震基準修正に協力すると指摘した。
 江丙坤氏は、東京都の防災センターを視察した。
 三三会の辜振甫会長、辜濂松副会長、江丙坤顧問らは26日、日本商工会議所を訪問し、稲葉興作会頭らと会見した。三三会一行は、両国の若い世代の交流を希望したのに対して、稲葉会頭も賛同を表明した。
 今回の訪日に参加した三三会のメンバーは、この他、中国鋼鉄の王鍾渝董事長、太子汽車の許勝発董事長、潤泰グループの張衍木梁総裁、日月光の張虔生董事長、英業達の温世仁副董事長、豊群の張宏嘉董事長、力覇グループの王金世英董事長夫人など約40人に上っている。  三三会は27日に三菱商事と三井物産、28日に日立とNECを訪問し、29日に帰国する。


光宝の日本子会社、日本での上場を申請

 光宝(LITEON)グループの宋恭源董事長は27日、同グループの日本子会社である光宝企業(LITEON JAPAN LTD.)が東京での株式上場を計画しており、すでに管轄機関に対して申請を提出したと表明した。遅くとも今年末か来年初めには上場が可能となる見込み。
 宋恭源董事長は江丙坤・経済建設委員会主任委員が率いる三三会の日本訪問団に参加して、日本を訪問している。
 光宝グループは18年前に日本に進出し、日本子会社の売上は今年180億日本円に上る見込み。日本での株式上場によって知名度を高めることを目指している。


資生堂、工場拡張に6000万元投資

 資生堂は今年、台湾での工場拡張に6000万元を投資することを計画している。台湾を東南アジアにおける資生堂の最大の化粧品生産センターとしたい考え。
 台湾資生堂の李国祥董事長によると、資生堂は今年、新竹工場の拡張を行う予定で、工場の建坪は3000坪、投資額は6000万元。また、同社の売上げに占める輸出は今年4ポイント上昇して10%に達する見込み。
 この工場は土地を合わせて3億元の価値があり、近隣の光ディスク・メーカーが土地購入を希望していたが、日本の資生堂は台湾を東南アジアでの生産センターとするため、自ら工場を設立することを決定した。日本の資生堂は台湾の化粧品市場の消費能力を高く評価している。また、日本での生産コスト上昇のため、生産の海外移転を希望している。そうした中で、台湾での生産水準が国際レベルに達していると判断し、台湾を海外での生産センターとすることにしたもの。
 現在、資生堂は台湾で新竹、中?に工場を持ち、メーキャップ製品、シャンプー、ボディーシャンプーなどを中心に生産しており、大部分が東南アジアへ輸出されている。
 生産の拡大にともなって、台湾資生堂では、台湾製製品の国内販売比率の拡大を計画しており、3年内に台湾で販売される資生堂製品の5割を台湾製にしたい考え。


12月の景気警告信号、3カ月連続の緑(安定)

 行政院経済建設委員会は1月27日、1999年12月の景気概況を発表した。それによると、12月の景気警告信号は昨年10月以来3カ月連続で緑(安定)となった。
 景気総合判断指数は29ポイントで11月より3ポイント上昇し、1998年以来の最高に達した。経済建設委員会経済研究処の胡仲英処長は、総合判断指数を構成する9項目のうち、製造業の新規受注変動率が緑(安定)から赤(過熱)に、税関輸出額実質変動率が黄赤(やや過熱)から赤となったことが総合判断指数の上昇につながったと説明した。工業生産、製造業の製品在庫率はともに緑を維持している。
 12月の景気先行指標総合指数は1998年2月以来最高の106.3で、11月より1.4ポイント上昇した。これで10月以来3カ月連続で前月比増となった。景気先行指標を構成する7項目のうち6項目が11月より上昇、1項目が低下した。11月より上昇したのは製造業の新規受注変動率、マネーサプライM1b変動率、卸売物価変動率、製造業従業員の平均就労時間、税関輸出額変動率、株価変動率。一方、11月より下がったのは家屋建築申請面積。
 12月の景気一致指標総合指数は104.6で、11月の修正後の指数に比べて0.4ポイント下降した。一致指標を構成している5項目のうち、製造業販売額を除く4項目(工業生産変動率、製造業生産変動率、手形・小切手交換金額変動率、製造業従業員の毎月の平均賃金変動率)がいずれも11月を下回った。
 今後の見通しについて経済建設委員会は、国内景気が安定成長し、震災の影響が完全に払拭されると指摘した。また、今年の経済成長率は同会が予測した6.1%を上回ることも考えられると話している。


昨年の広告収入は1163億7000万元

 昨年の台湾の広告収入(4大メディア、戸外、交通、店頭、ネットワークなどを含む)は1163億7000万元で、前年を下回った。今年は昨年比10%増加すると、業者は予測している。

<1999年、台湾での広告収入>  単位:億元
媒体/統計/比率%
テレビ(地上波)/ 176.8/15.19
   (ケーブル)/ 145.6/12.51
   (製作費用)/ 40.0/ 3.44
新聞/ 350.0/30.08
雑誌/ 70.0/ 6.02
ラジオ/ 55.0/ 4.73
屋外広告/ 30.0/ 2.58
交通広告/ 14.7/ 1.26
新聞折込み/ 30.0/ 2.58
店頭広告/ 56.0/ 4.81
電話帳/ 12.0/ 1.03
展示場広告/ 90.0/ 7.73
インターネット広告/ 3.6/ 0.31
セールス・プロモーション/ 50.0/ 4.03
その他/ 40.0/ 3.44
 合   計/1163.7/―


昨年の平均失業率は2.92%

 行政院主計処が24日午前に発表した最新の「台湾地区人力資源調査統計」によると、昨年12月における台湾の失業率は2.85%で、12月としては1986年以来の最高となった。季節性要因による調整後の失業率は3.03%に達した。だがアジア各国と比較すると、香港(6.0%)、韓国(4.7%)、日本(4.5%)、シンガポール(4.0%)に比べて低い数字となった。
 昨年1年間の平均失業率は2.92%で、前年比0.23ポイント上昇した。昨年の平均失業人口は28万3000人で過去最高を更新した。前年比2万6000人の増加。このうち「勤務先の倒産あるいは業務の縮小」による失業者が前年比2万人増加、「仕事への不満」による失業者が4000人増加した。
 昨年12月の平均失業周期は24週で、前月比1週増加した。また昨年1年間の平均失業周期は23週で、過去最高を更新した。これは、就業が困難になっていることを示す。
 昨年12月の失業周期を年齢別に分けると、35〜39歳が30週、45〜49歳が31週で、青壮年層の失業期間が7カ月余りに達した。50歳以上の高齢者も相変わらず31週と長期にわたった。30歳以下は20〜23週と比較的短かった。
 また、学歴別では小学校卒が28週と最も長く、次いで高卒27週、中卒26週、大卒以上が24週だった。
 昨年12月の労働力化率は58.08%、昨年1年間の労働力化率は57.93%で前年比0.11ポイント下がった。これは青少年の就学年数が延びたことと、定年退職の時期が早くなっていることが要因。
 昨年1年間の平均労働人口は938万5000人で、前年比9万6000人増にとどまった。
 主計処では、昨年はアジア太平洋地域の金融危機の影響が薄れたものの、国内景気の回復初期に当たり、9月21日には集集大地震が発生し、労働力に対する企業側のニーズが伸び悩んだことが、失業人口の増加につながったと見ている。
 また今年の失業状況について主計処は、今年は地震被災地の復興計画の進行、高速鉄道建設の実施によって労働力に対する需要が大幅に増えると見込まれることから、今年の年間平均失業率は2.8%前後に抑えられると予測している。


昨年の輸出受注額は1274億7000万ドル

 経済部統計処が21日に発表した統計によると、昨年12月の台湾の輸出受注額は111億4000万ドルで、前年同月比11.47%増加した。これで、昨年10月以来3カ月連続で輸出受注額が100億ドルを超えた。
 昨年1年間の輸出受注額は1274億7000万ドルで過去最高を更新した。年増率は7.28%で、4年来で最高となった。
 張耀宗・経済部統計長は、世界の景気が上向き、電子、情報製品企業の提携が相次ぐ中、台湾の電子、情報産業の競争力が大幅に上昇すると見込まれ、今年1月の輸出受注額は105億ドルを超えると予測した。
 また張統計長は、3月に総統選挙が行われた後、台湾の政情が安定すれば、輸出受注状況は好転し、今年の年間輸出受注年増率は6%に達する見込みだと語った。
 張統計長によると、昨年の輸出受注年増率が4年来で最高に達した要因は、電子製品、情報・通信製品および繊維製品の受注の伸び。このうち電子製品の輸出受注額は222億元、年増率は19.11%に達した。情報・通信製品の輸出受注額は235億元、年増率は9.3%。これはY2K問題に備えての購入増およびノートブック型パソコンへの需要増が要因となった。
 繊維製品は、台湾の企業が高品質のテキスタイルを主体に、欧米市場および中国大陸市場拡大を積極的に展開した効果が現れ、輸出受注額が143億元、年増率は4.26%に達した。
 輸出受注額を地区別に分析すると、アメリカが相変わらず1位で、対アメリカ輸出受注額は424億2000万ドル、年増率は6.04%に達した。2位はヨーロッパで、輸出受注額は231億9000万ドル、年増率は2.27%。対ヨーロッパ輸出受注の主要品目は電子製品、情報・通信製品だった。
 3位は香港(中国大陸を含む)で、輸出J受注額は223億5000万ドル、年増率は11.51%だった。香港からの輸出受注が伸びたのはアジア市場の景気回復による。張統計長は、今年のアジア市場の景気は昨年以上に好転する見込みで、これにともなって香港、中国大陸からの輸出受注額は昨年より大幅に増加し、ヨーロッパを抜いて台湾第2の輸出受注相手になることが考えられると話している。
このほか12月の対日輸出受注額は10億9600万ドル、年増率は21.78%で、地区別では最高となった。
ところで、経済部が輸出業者を対象に実施した景気予測調査の結果によると、「今年1月の輸出受注額が昨年12月に比べて増加する」と考えている業者は24.34%、「減少する」と考えている業者は35.31%だった。


雲林でウシの口蹄疫、134頭を屠殺

 雲林県虎尾鎮の林宝桐氏が飼育している役牛2頭と雲林県崙背郷の李長佳氏が飼育している乳牛132頭の合わせて134頭がウシの口蹄疫に感染していることが分かった。
 家畜衛生試験所の検査によって、昨年発見された0型金門口蹄疫と同型であることが分かり、雲林家畜疾病防治所は20日から21日にかけて134頭をすべて屠殺した。また、すでに採集していた1トンの牛乳も廃棄した。
 雲林家畜疾病防治所はこのほか、発生地点から半径3キロ以内のウシ、ヒツジ、シカなどの偶蹄類の移動を禁止し、流行の拡大防止に努めている。
 台湾地区での口蹄疫の発生は、1997年3月のブタ、1999年7月のウシに続いて、近年では3回目。


53%の先住民、「自分たちは社会の最下層」

 『聯合報』が行った調査によると、53%の先住民が自分たちは社会の最下層に位置していると回答した。「中」と「中の下」が15%、「上層」だとした比率は2%にすぎなかった。先住民の経済的地位も同じような結果が出ており、先住民、一般市民のいずれもが、先住民の社会的地位が低いことを認めている。
 先住民の社会的・経済的地位が低いのは、どこに要因があるのか。53%の先住民が「いい教育を受けるチャンスがない」、39%が「自己の努力不足」、37%が「社会の不平等によるもの」、25%が「自己の能力不足」と答えている。
 一方、市民に先住民の社会的・経済的地位が低いのはどこに原因があると思うかと尋ねたところ、52%が「教育資源の不足」、45%「努力不足」、19%「社会の不平等」、15%「能力格差」となっている。
 憲法で先住民について「原住民」という用語とその地位が確立されて5年になるが、一部の市民はなかなか呼び名を変えようとしない。25%の市民が先住民のことをいまだに「山地人」、8%が「番仔」と呼んでおり、「原住民」という言葉を日常的に使っているのは57%に過ぎない。
 このほか、55%の先住民が「自分たちに対していいイメージをもっている一般市民は多い」と答えたが、依然として62%の先住民が「一般市民は先住民のことをあまり理解していない」と答えている。
 さらに47%の先住民が「在学中に先住民ということを理由にいじめられた」とし、45%が「在職中に嫌な目にあったことがある」とした。
 しかし、95%の先住民は自分の身分が他人に知られることについて何のためらいもなく、61%は先住民だということを誇りに思っていた。また79%の先住民が、自分の身分は日常生活を送る上で何の支障ももたらさないとし、困ることが多いとしたのは6%、少し問題があるとしたのは14%だった。
 なお、この調査における信頼度は95%。先住民サンプルの誤差は±3.6、漢人は±3.1。


昨年の出国者数、10%以上の成長

 交通部観光局の統計によると、昨年、台湾からの出国者数は延べ655万8663人で、前年比10.93%増加となった。
 台湾からの出国者は1997年に初めて600万人の大台を超えたが、1998年は591万人に減少していた。昨年は再び600万人の大台を超え、過去最高となった。9月21日の集集大地震によって出国者は減少したが、10月と12月の成長率が低かったものの、減少はしていない。
 最初の目的地別に見ると、昨年は香港が最も多くて延べ195万8946人、マカオが78万7750人、日本が72万903人、アメリカが56万3991人。アジア各地は、シンガポールとフィリピンを除いていずれも増加している。伸びが大きいのは香港の12.17%、日本の6.94%。
 また、カナダは新たな航空会社が路線に参入したことから、昨年は延べ16万9897人で、33.36%の大幅な伸びとなった。アメリカは4位を維持しているが、減少傾向が続いている。
 一方、昨年に台湾を訪れた外国人は延べ241万1248人で、前年比4.9%増加だった。しかし台湾を訪れる外国人で最も多い日本人は82万6222人で、0.05%減少した。
 観光局では当初、台湾を訪れる外国人は昨年、大幅に増加すると予測していたが、集集大地震によって外国からのほとんどのツアーが取り消され、現在も完全には回復していない。10月の前年同月比減少率は22%、11月は13.6%、12月は20%。


<編集後記>

○近頃、台湾に流行るものに、「猛男秀」と「鋼管秀」がある。「猛男秀」とは、ボディー・ビルで鍛えた筋骨隆々とした男性が肉体を見せるショー。最近はテレビにも登場して話題だ。「鋼管秀」は、西洋式のパイプにぶら下がりながらやる女性のストリップ・ショーのこと。台湾通信の女性スタッフが最近、台北県三峡にある会社の「尾牙」つまり忘年会に招かれて参加したところ、余興に「猛男秀」と「鋼管秀」の出張公演が登場して驚いた。工場の前庭に食事のテーブルが並べられ、その前に舞台がしつらえられている。「猛男秀」は男性2人。ひとしきり踊ったところで、ご祝儀をもらって引き上げた。「鋼管秀」は20歳前後の女性3人。ご祝儀が出るまで踊る。ただしビキニ姿で、むしろ健康的だった。圧巻はその後、やはり20歳くらいの2人の女性が舞台で踊った後、こんどは全裸に薄いレースをまとっただけで、舞台の下に登場。歓声が上がった。もちろん普通の忘年会だから女性もいる席であるが、参加者から文句は出なかったという。ただし、工場の入り口には、ちゃんと見張りが立っていたそうだ。

○先週、こんどは台湾で日本語を教えている日本人女性が、社会人の生徒に誘われて「鋼管秀」を見に行った。以下はその見物報告。「鋼管ショー、金曜日の夜に見に行って来ました。それはとても遠い場所です。なんと桃園の泡沫紅茶店まで行ったのでした。やはり台北では規制が厳しいらしく(特に今は年末なので)、こんな遠い場所まで行かなければならなかったのですが、ショーといっても10分程度のとても短いもので、水着で踊っているという感じでした(あれは絶対『水着』です)。ティーバックでもなく普通の水着…。たまにお客さんのところで踊ることがありましたが、皆触ることなく、唯一チップを払うときに(だいたい100元、200元程度でしたが)ブラジャーの中に入れる人もいました。踊っていた女の子は、20歳の原住民でお姉さんと姉妹で働いているということでした。この店では週3回、あとは別の店に行くということです。月給は2、3万元ぐらいだそうです。ただ、そこの店では毎週土曜日だけはヌードで踊るということでした。客はやはり地元の若い男の人が多かったですが、若い女性も数人、あと白人が5人いました。私は9年ほど前にバンコクでパイプショーを見たことがあるのですが、そのショーはなかなか濃い内容だったので、この度のは『えっ』という感じでした。とまあ、感想はこのぐらいでしょうか」

○2月5日は春節(旧正月)である。春節のつきものは威勢の良い爆竹の音だが、子供たちがロケット花火に興じるので危なくてしかたがない。お気を付けあれ。(早)

○次週は春節(旧正月)の休みに当たり発行を1回お休みさせていただきます。次号は2月17日発行の第8906号となります。 今後とも台湾通信をよろしくお願い申し上げます。

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