プレリュードと駆けた日々 第40話 350円の旅 準備編
第40話 350円の旅 準備編〜 23歳、夏。 〜
1999年 夏。
今回は、多少むずかしいお話になるかもしれません。
話の発端は、例によってこいつです。
長野の友人、しん
いや、本人の名誉のために、一応まともな顔も載せておこう。
だって、カメラを向けるといつもおかしな顔をするから。
しん
しん:「いやー、ながせさん、ちょっと聞いてくれますか?面白い話があるんだよ。」
しんの話を、図を交えて説明しますとこうなります。まず、下の図をみてください。
日本の高速道路全図(1999年 夏 当時)
毛細血管の様に伸びている地図上の青い線は、日本の高速道路です。
ただし、首都高速道路や神戸淡路連絡道などは記していません。今回の話はココがミソです。
料金所通らずに、つまり通行料を精算せずに通行できる路線のみを見てみると、上の図になるわけです。
ちょっと一部分を拡大してみましょう。
よく見てみると・・・
赤い線の部分がループしているのがわかります?
高速道路っていうのは、イI.C.で乗ってロI.C.で降りるから一定の区間料金が徴収されます。350円とか。
では、こういう乗り方をしたら?350円なんですか?
つまり、こういう乗り方をしたら?350円なんですか?日本道路公団さん?
しん、面白いぞ。試しにやってみようじゃないか!
首都高速道路にも同じようにループする道順はありますが、それらは必ず料金所を通過します。
上記のルートには、料金所がないんですよ。うまいこといきそうじゃない??
でも、イとロの間は一区間やそこらですから、10分もあれば着いてしまいます。
逆ルートを通ったら総距離にして1200km。
巡航速度を一定に保って、なお休憩ナシで走っても15時間以上はかかる計算です。
(北陸道や上信越自動車道は開発途中なので対面走行区間もありますから)
よって、時間がかかり過ぎては出口I.C.で不審に思われてしまうので、イとロの間にサービスエリアを噛ませます。
仮に出口I.C.で何かを言われても「S.A.で一晩休んでいました」って言い訳(?)もきっとできるし。
それから、高速道路の入り口でチケットを取ってから、24時間以内にどこかのI.C.で降りないと
出口I.C.の清算機でエラーが出るという噂も聞きました。(あくまでもウワサ)
作戦会議の結果、こういう結論にたどりつきました。
【350円の旅ルール】
1.高速道路から降りられないから、給油・休憩・睡眠・食事・排泄・観光はすべてサービスエリア
2.出発インターと到着インターの間には、サービスエリアが存在する区間を選ぶ
3.所要時間は、24時間以内とする
4.事故やドライバーの疲労対策のために、複数台・複数人数で行く
5.万が一出口料金所でバレても、素直に支払う料金の用意
そんなことやって、何が楽しいのかって???
高速クルージングを思いっきり楽しめるじゃないか。
しかもタダに近い値段で(多分)
それから、この「意味のないロマン」がおれをかきたてるんだ。
次の話へ続く