プレリュードと駆けた日々 第39話 ジャイアンツ
第39話 ジャイアンツ〜 23歳、春。 〜
就職して、すぐの頃。(だったと思う)
当時、とあるこの男から聞いた話です。
「いやぁ、面白い話を聞いたんだけどさ。」
こいつは、いつもネタ満載だ。飽きない。
「松本市のとある裏通りに、ジャイアンツって店があるらしいんだよ。
看板はオレンジ色で、ジャビット君が書いてあるんだって。」
実際には、しん自身もこの話は聞いたことがあるだけで、店に入ったわけではないようであるが。
「つまりはピンサロなんだけどさ、ぱっと見では、わからないんだって。」
長野県は、風俗に関する条例が厳しく、あまり表立っての営業は聞かないが、そのせいもあるのだろうか?
たぶん、話から推測するに、こんな感じなんだろう。
↓
(想像図)
これがピンサロとは、そりゃー誰も気がつかないわな。
しんの知り合いが、その店の情報を聞きつけ、このジャイアンツに挑んだ模様だ。
今回は、その時のお話です。
お店に入ると、「選手、入場です!」の掛け声で、男性店員がお出迎え。
なるほど、お客は“選手”に相当するらしい。
なかなか、お客の心をくすぐる、よい設定だね。
(ん?イメクラなのか?)
すると店員の男性がやってきて、
「ピッチャーは誰をご指名ですか?」と
女の子の顔写真入りのメニュー表を提示。
なるほど!
お店の女性従業員が、ピッチャーで、
お客が、バッターなワケですね。
あれ?これを読んでいるあなた、まだ、理解できていないですか?
ピッチャーとバッターが対戦するワケですよ。
男性なら、常に携帯している、その自慢のバットを使って。
なんて画期的な
そのメニュー表には、ジャイアンツの名投手陣の名前が連なっている。
女の子の写真とともに、
斉藤はもちろん、
桑田や、
槙原も当然いる。
それに上原には、カッコ新人と書いてある。
(当時は1999年の春)
なんというこだわり。ファンにはたまらない。
ちなみに、ガルベスもいたらしい(笑)
その、しんの知り合いは、玄人っぷりを見せつけるべく、
入来(弟)を指名。
しばらく待合室で待たされたあと、男性の店員に呼ばれ、個室に案内される。
そこはジャイアンツ。そこらへんの店とは違う。
個室とは呼ばず、どうやらバッターボックスと呼ぶらしい。
(想像図)
3番のバッターボックスにご案内〜!
ってかんじらしい。
そこから先は、ピッチャーとキャッチャーの、スポーツマンシップに則った一対一の戦い。
やがて、バッターは追い込まれた後に、ヒットを放つ。
するとバッターボックスの上のランプが点灯し、
(想像図)
「3番バッター、ヒットです」
そして、めでたくお会計、という流れらしい。