プレリュードと駆けた日々 第31話 渋滞緩和理論・高速道路編
第31話 渋滞緩和理論・高速道路編〜 22歳、春。 〜
お盆、お正月、ゴールデンウィーク・・・etc
避暑地への帰省ラッシュやUターンラッシュの渋滞が発生する時期としては、あまりにも有名ですね。
世間のお父さんは交通情報のラジオで
“小仏トンネルを先頭に35Kmの渋滞です。この渋滞を抜けるのに、2時間以上かかります”
なんてのを聞きながら、我慢して運転しているわけです。
お盆、お正月、ゴールデンウィーク・・・etc
この時期は、さすがに交通量が多いから仕方がないとして、一旦話を置いておきましょう。
問題は、何でもない普通の土日に起こる渋滞です。
関越自動車道でいう、「中郷SA付近を先頭に・・」
中央自動車道でいう、「猿橋バス停を先頭に・・」
中央自動車道でいう、「元八王子バスバス停を頭に・・」
なんていうラジオを聴きながら、あなたは
「朝早く出たはずなのに、いっつもココで混むよねー」
とか
「あれー、事故があるわけでもなかったのに、急にも道が空いてきたねー」
みたいなこと、感じたことはありませんか?
これらの渋滞発生箇所では、サグがあることが共通の原因です。
■ サグとは?
下って上っている(谷になっている)道路のことです。
しかも、高速走行中のドライバーにとっては、ほとんど自覚しないほどの微妙な谷です。
たとえば、下の写真を、よーく見てみてください。
この道路、登っていますか?はたまた、下っていますか?
ほとんど平らな道に見えると思います。
日本の高速道路はこのように、“ビミョーにのぼり”や“ビミョーにくだり”の箇所が多数あります。
多くのドライバーは、このサグに気がつきません。
ちょっと極端に図を書いて見ます。
100km/hで走っている、この赤いクルマ。
ビミョーな登りに差し掛かると、自然に速度が落ちてきて、100km/hよりも遅い速度で走っています
このとき、赤いクルマのドライバーは速度低下にまず気がついていません。
だから、この赤いクルマについていく後続車は・・・
当然、ブレーキを踏むしかありません。
これが数台だったら問題ありません。
でも、交通量が多い日だったら・・・
みんな、ブレーキを踏まざるをえませんね。
そのブレーキが後ろに連鎖していき、最後尾は
なぜ渋滞しているのかさえ、解せません。
高速道路で起こる渋滞は、たいていが事故や合流が原因ではありません。
ビミョーな上り坂の「速度低下」が問題です。
その「速度低下」をもたらしているのがサグであるのと同時に
サグの先頭集団でクルマを運転していて、「速度低下」に気がつかないのは
実はあなたかもしれません。
でも、人間の視覚が「登り」「下り」を認識できない以上、サグによる速度低下に起因する渋滞発生は仕方がありません。
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なんか寂しいですね。。。
それでも、渋滞が発生しないようにする方法があるとしたら、
1.日本中のすべての高速道路を平らにする。
2.すべてのクルマに”速度維持装置”(クルーズコントロール)を装備する。
そのどちらかでしょうね。
どっちもやっぱり、無理かな?