プレリュードと駆けた日々 第24話 ププドゥ・ハンタパンコ
第24話 ププドゥ・ハンタパンコ〜21歳、冬。 〜
免許停止処分を受けている最中でも、オレはアルバイト先まで歩いて通っていた。
アルバイト先は夜中も稼動する写真現像所ということもあり、外国から来ている就労学生も数多く働いている。 そこに、”ププドゥ・ハンタパンコ”というパキスタン人がいた。
ププドゥ:「ながせサン、ワタシ、クルマカッタヨ。」
ながせ:「すごいじゃん。頑張ってお金貯めたんだね。」
ププドゥ:「ソウ、ソレデコンド、ニイガタニイクカラ、チズヲカシテクダサイ」
ながせ:「いいよ、どうせ今のオレは使わないし(免停中だし)」
ププドゥ:「アリガトウサンデス」
ながせ:「慣れない土地に行くのも大変だろうし、いいよ、地図にマーキングとかしていいよ。」
ププドゥ:「ながせサン、ヤサシイネ。オミヤゲカッテクルネ」
ながせ:「そんなの、いいって(笑)」
一週間後・・
ププドゥ:「ながせサン、チズタスカッタヨ。アリガトウ。」
ながせ:「で、どうだった?楽しかった。」
ププドゥ:「タノシカッタデス。ジッカノオカアサンニモアッテキマシタ。」
ながせ:「じ、実家?お母さん?」
ププドゥ:「デ、コレ、オミヤゲデス」
ながせ:「あー、そんな気を使ってくれて・・有難うね。」
オレはの手元には、新潟に丸印がいくつか描かれた地図と、
なぜか長野オリンピックのマスコット「スノーレッツ」のボールペンがひとつ。
新潟が実家の、不思議なパキスタン人、”ププドゥ・ハンタパンコ”