ホンダが大好きなアホンダなオーナーが運営するホンダオーナーのためのコミュニティサイト(を目指しています)

Do you have アホンダ?
Do you have アホンダ?

アホンダトップ > プレリュード

プレリュードと駆けた日々 第18話 特急あずさ事故!

第18話 特急あずさ事故!〜20歳、春。 〜



4月も終わり、世間はゴールデンウィークに突入しようとしていた。
まだ夜はいくぶん肌寒いが、いつのまにか昼は行楽の陽気へと変わっている。

その晩、オレはアルバイトも無かったので、久しぶりに横浜のアパートでのんびりしていた。



携帯電話が鳴った。






「はい、ながせです。」
「もしもし、ながせ君?お願い、助けてよ!」
「な・・、どうしたんだよ。」

地元の友人の女だった。しかもこいつは可愛いので、オレとしても普段からまんざらでもない。

「電車が止まっちゃったの・・あたし今、山の中なんだよ・・」
オレはすでにテレビと電灯を消して、プレリュードのキーを右手に持っていた。
「山ン中って、どこの山だよ?何があったんだよ?」
「特急あずさが止まっちゃったの。電車の中に煙が入ってきて、私たちお客はなんにもない線路の上に降ろされちゃって、あたりは真っ暗だよ・・近くの藤野駅まで臨時バスで送ってくれるって言われたんだけど、さっきからずっとここにいるの。」
「怪我はないのか?」
「それは大丈夫。お茶をこぼしちゃったくらい。」
「よかった。それにしてもバスでこの時間に藤野に降ろされてもどうしようもないだろう。」
「藤野って言われても、あたしはどこなのかわからないよ・・」
藤野駅は国道20号線沿いにある駅で、はっきり言って山の中の無人に近い駅だ。
時計は22時過ぎを指している。道は空いている。
プレリュードのエンジンをかけ、しかしオレは考えた。
「だってお前、東京に出てきているってことだろう?彼氏に会いにいくんだろ?彼氏に迎えに行ってもらえばいいじゃないか。」
「電話したんだけど、今は遊んでるみたいで来れないって言うの。」
「・・・・わかった、とにかく1時間半で行くから。他の客もJRの職員もいるだろう、そこから移動したら、電話で知らせてくれ。」



時速160km/hでオレは、山梨へ向かい高速をとにかく、とにかく飛ばした。




助けに来てくれと言われて韋駄天で飛んでいくおれって、もしかしてカッコいいのか?
こういったトラブル状況の中で、意外と恋が始まったりするものなのですね?







八王子ICを通過しようとした頃、携帯電話が鳴った。
「もしもし、ながせ君?バスに乗れたんだけど、高尾駅まで送ってくれるらしいの。高尾ってわかる?」
「今聞いてよかった。高尾なら八王子ICから近いから、あと20分か30分で着くよ。」



高尾駅のロータリーは旅行客とパトカーで騒然と溢れかえっていた。
オレがロータリーに滑り込むと、警察官がメガホンでお出迎えをしてくれた。
「そこの松本ナンバー!
邪魔ですからすぐに移動しなさい!」



おいおい、オレ、今来たばっかじゃん・・(;_;)



その子は、クルマを見つけてすぐに駆け寄ってきた。
そして、心底疲れた顔をしている。。
「ありがとう!ホントに来てくれたんだねー!助かったー、ホントありがとう。」
「オマエさ、本当によかったな、大事にならなくって。で、どうするんだ?これから。彼氏のトコ、送っていくほうがいいだろう。」
「ううん。今日は行かない。だって彼女がこんなメに逢っているのに何もしてくれないんだよ?さっきから何度か電話しているんだけど、全然電話に出てくれないし・・・・ね、ながせ君、今日、泊めて?」



・・ね、ながせ君、今日、泊めて?」
・・ね、ながせ君、今日、泊めて?」
・・ね、ながせ君、今日、泊めて?」
・・ね、ながせ君、今日、泊めて?」
・・ね、ながせ君、今日、泊めて?」
・・ね、ながせ君、今日、泊めて?」
(心のこだま)




キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
人は、極限まで疲れた状態になると、大胆になれるのですか?




こういったトラブル状況の中で、意外と恋が始まったりするものなのですね?




「あぁ、いいよ。オレは別にかまわない」(声がひっくり返って)

舞い上がってる内心を悟られないようにしながら、オレは首都高を飛ばした。
彼氏の事を思い出させないように、話題を違うことに変えながら。








「ね、ながせ君、シャワー借りてもいい?」

シャワー希望キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

「あぁ、疲れているだろうし、サッパリしてきたら?」(声がひっくり返って)










部屋で、普段見ないTVを見ながらタバコを吸い、シャワーを浴びるのを待ちながら落ち着かないオレ・・・・・










「ありがとう、サッパリしたー。 ね、ながせ君はシャワー使わないの?」
人は、大胆に・・・

「はい、使います。」(声がひっくり返って)










色々な事を考えながら、シャワーを浴びるオレ・・・・・










「あー、サッパリした、さ、寝よ・・・あれ?」












人は、極限まで疲れた状態になると、すぐに寝てしまうのですね。













(;_;)




今日のBGM♪
松任谷由美 「春よ来い」1994年 東芝EMI







管理人ながせのブログ 長野市で少年サッカーのコーチを試行錯誤

© 2002-2010 Do you have アホンダ?