ホンダが大好きなアホンダなオーナーが運営するホンダオーナーのためのコミュニティサイト(を目指しています)

Do you have アホンダ?
Do you have アホンダ?

アホンダトップ > プレリュード

プレリュードと駆けた日々 第8話 壊れた車

第8話 壊れた車〜19歳、晩秋。 〜

車購入と同時に川崎から横浜へ引っ越したおれは、アルバイト先を横浜の写真現像工場へと移していた。
アルバイトが休みのある休みの日、その出来事は唐突にやってきた。
おれは、大学の友人Kを助手席に乗せながら、横浜のとある県道を走っていた。
後ろにはフォードのプローブに乗った、これまた大学の友人Hが追走していた。
日が暮れはじめる一歩手前の時間帯、平日の夕刻。みな家路へと急いでいる。おれも遊びから帰る途中だった。







県道を走っていたおれの目は、左わき道からアタマを出して一旦停止している酒屋の1BOXを捕らえていた。
当然、一旦停止しているのでそいつのことなど、おれはノーマーク。




そしたら、









酒屋の1BOXが、急に横断しようと出てきやがった。




しかもその運転手と目が合った!そいつ、「ヤヴァイ」って思ってびびっちゃったんかなー。車一台分前進して停まっちゃうの。
おい、中途半端に車線をふさぐんじゃねー!対向車も多いし、エスケープゾーンも皆無じゃねーか!?
その前に、1BOXとの距離はみるみる縮まっていく!!














おれ:(こんな通行量の激しい通りで、フルブレーキしていいのか?いや、後ろは運転暦の長い友人Hのプローブだ、オカマはあるまい。それにプレリュードの助手席の友人Kもきちんとシートベルトを締めている。ここは止むを得ない!)
(↑この間、おれ的にはまさに0.1秒)








おれは、渾身のフルブレーキ!



















くっ!!間に合うか?





















停まれー!!






















頼むーー!!






















マジで頼むー!!






















くしゃ




























おい酒屋!ぶつかった瞬間、窓越しに済まなそうに俺に会釈すんな!!おまえ確信犯かよ!!(/_;)


















プローブ乗りの友人Hが、車を降りてダッシュで駆け寄ってきた。いや、本当にあのHのダッシュは早かった。

友人H:「ながせ、大丈夫か?(助手席の友人)Kも?」

おれ:「瞬間的にちょっと萎縮して首がこわばっちまっただけだ、一応大丈夫。車はそうでもなさそうだが。」

友人H:(酒屋に向かって)「いいですね、事故処理を始めましょう。一旦歩道に車を寄せて・・はい、ストップ!・・・・(当時は全然メジャーでなかった携帯電話で)もしもし、すみません、はい、そう、事故です。場所は・・・」

おれ:(H、オマエ、何者だよ!テキパキと慣れすぎじゃねーのか?)





プローブ乗りの友人Hは、おれのところへまたも駆け寄ってきて、

友人H:「さっきオマエ、萎縮して首がこわばったって言っていたな、今はそうでもなくてもムチウチは脳に障害が起きる後遺症が一番怖い。万全を期して今は病院に行っておけ。この後の交渉処理はおれがやっておく。(助手席の友人)Kも一緒だ、いいな。」

おれ:(オマエ、何者だよ!それにしたってテキパキと慣れすぎじゃねーのか?)

数分後、おれと友人Kはなすがまま、病院へ向かう救急車の車中にいた。








フロントバンパーが見事に歪んだプレリュードをそこに置いて。








医者:「はい、事故ったのね。痛いところは?・・・んじゃぁ薬出しておくね。」

おれ:「え、もう診察終わり?」

医者:「そのテの事故は、今は舞い上がっていて痛みを感じない場合がある。二人とも数日後にまた診察に来なさい。」

おれと友人K:「はぁ。わかりました・・・」







微かに痛みを感じる首にコルセットを巻いたまま、医者を後にした。。。。
友人Hがどうやって運んできたかわからないおれのプレリュードは、フロントが凹んだまま病院の駐車場に停めてあった。
どうしようもないので、そのままくしゃった車でアパートへおれは帰った。
友人Hに事故処理のイロハを聞いた後、よく礼を言って。











深夜、布団で体を休めながら事故の瞬間を思い浮かべると、それを回避できなかった自分への憤りで体が震えた。
思わず布団から跳ね起き、フロントが無惨なプレリュードをもう一度見るためにおれは駐車場へと足を運んだ。
たしかに首のムチウチ程度で、幸いケガは軽くて済んだ。同乗者にケガをさせたわけでもない。
これ自体は本当に本当によかったことだ。
しかしこの代償はなんだ。購入後たった3ヶ月で事故を起こしているようじゃ、おれはまだまだ未熟だ。

おれ:「すまない。おれが未熟なばかりに・・」










あの晩は気分的にもへこんだ・・・
事故った瞬間を何度も思い返しながら、そして友人Hからの「イロハ」を復習しながら、明け方までなかなか寝付けなかった。









翌日に保険会社と連絡をとったところ、相手との過失割合によって車両の修理額の負担割合も比例して変わってくるという。




おれ:「今のところ、こういったパターンの場合の過失割合は、何対何なんでしょうね」

保険会社員:「一般的に優先道路を走っていた走行車両の過失が少なくなります。ただし一応、前方不注意の可能性は否めませんので、前例によりますと、あなたが2の相手さんが8という過失割合ですね。」

おれ:「やっこさんは、一旦停止をしたあと、さらに無意味に飛び出してきたんですよ。1:9に持っていけませんか?」

保険会社員:「・・・・わかりました。交渉してみます。」

おれ:「ぜひとも、よろしくお願いいたします。」










病院通いもほぼ終えた頃のある日、保険会社から連絡が入る。


保険会社員:「先方の契約なさっている保険会社のご担当さまと話しをさせていただいたところ、1:9に持っていけました。」

おれ:「それはそれはどうもありがとうございます。では、さっそく車の修理にとりかかりますが、修理見積を双方で提出し、双方の修理代金の合計金額を過失割合で分配して、当事者同士が負担するということでよろしいんですね。」

保険会社員:「おっしゃる通りです。お客様の方で正規ディーラー様の方へお持込いただき、正式な修理見積もりをいただいてください。また、これらとは別に、通院なさっている日数に応じてお見舞金を当社から出させていただきます。一日あたりの通院につき○○円が支払われますので、あなた様の場合、先日通院が完了したとのことですので、事務処理が終わった後で、数週間期間を要しますが、計○万円が当社より支払われます。」

おれ:「(友人Hの言っていたことは、これか?)はぁ・・ありがとうございます。」









お、そういうことか。数日間分の見舞金と、過失の修理代が、相殺できるじゃん!!








友人Hの言っていたことは、こういうことだったのか?時間的・肉体的な損失はあったが、修理代はペイできるじゃん。









友人H23歳。恐ろしい人生経験を持つヤツ・・・








(注釈:私の場合は、適度の治療と数日間の通院のみによって見舞金は完了しましたが、これを悪意を持って極端に実行して儲けると、通称アタリ屋行為になります。法的に罰せられるらしいので、サジ加減にはご注意を。)






管理人ながせのブログ 長野市で少年サッカーのコーチを試行錯誤

© 2002-2010 Do you have アホンダ?