あけましておめでとうございます。
2012年は「ビッグデータ」がトレンドワードになり、世界的に「データを分析してマーケティングに生かす」という機運が再び高まった年でありました。
「マーケティング」という概念が生まれて約100年、その当時から「データを分析することで科学的な企業行動を行うべき」ということは常に語られてきましたし、これらは現在のマーケティング理論と比較しても全く色褪せていません。
一方で目まぐるしく変化し続けているのは、企業行動の受け手である「顧客」です。OneToOneを研ぎ澄まそうとすればするほど、顧客は多様化し、一時も同じではないということですから、「分析はし続けなければいけない」ということになります。「分析対象」は常に変化しているということです。
もう一つ、急速に変化し続けているものといえば、「情報技術」です。疑う余地なく、猛烈に進化しています。
この変化の中で、いくつかの技術トレンドが生まれ、その度に「データを分析してマーケティングに生かす」ということが改めて注目されるということだと思います。
記憶に新しいところでは、1990年代後半から2000年代前半にかけて「CRM」という言葉がトレンドになりました。古巣のアクセンチュアが「CRM―顧客はそこにいる」という本を出版して啓蒙に力を入れていたのもまさにこのころです。(ちなみにこの本、先日一部上場したアイスタイルの吉松先輩も共著に名を連ねています^^)
この背景にあった技術トレンドが「ERPパッケージ」それに続く「DWH」だと思います。それまで企業の中で分散していたデータを「統合的に蓄積・管理できる」技術として注目されたこれらの技術は、「2000年問題」によるシステム刷新タイミングの後押しもあり、一気に普及しました。
これによって企業内に蓄積されるデータの量は天文学的に膨れ上がりました。「分析可能なデータ」が爆発的に増え「ビッグデータ」へのトレンドシフトが起ったのだと思います。
「で、溜りに溜まったデータ、どうすんのよ?」ということですね
2012年はこの大量データを「どうやって解析または分析するのか」という処理技術に世間の耳目が集まりました。分散処理の「Hadoop」やそれを生かした機械学習の「Mahout」などが技術トレンドでした。
さて、この図はCRM領域におけるコア技術を「CRMビジネスマップ」として独自に整理したものです。
この図をみると、前述した技術トレンドの流れは、この図の左から右へ、システムで言えば下層レイヤーからより顧客に近い上位レイヤーに向かって進んでいると言えます。
先ほどのHadoopやMahoutなどは、この図の中央左側「分析」の領域に位置づけられるものだと思います。
では2013年は?というと、この下層から上層への流れに則ってみれば、次のレイヤーである「最適化ソリューション」が主戦場になるとみています。その中でも「キャンペーンマネジメント」システムは特にホットな領域になると思います。
キャンペーンマネジメントは、分析した結果をもとに、「各顧客接点における打ち手を制御する」極めて重要なシステムだからです。
ALBERTでも昨年12月に独自開発の「smarticA!キャンペーンマネジメント」を発表しました。このニュースは日経産業新聞の一面トップに大きく掲載され、この領域に対する注目の大きさを実感しました。(一面トップ掲載はALBERT創業以来初めてのことです)
他にも海外から輸入されたキャンペーンマネジメントシステムが複数存在し、いずれも注目を浴びています。
2012年に注目された技術は「データを分析して、マーケティングに生かす」という命題の前半部分にイノベーションを起こすものでした。
2013年はこの命題の後半部分、「分析した結果をどうマーケティングに生かすのか」に応える技術群が大きな注目を浴びることと思います。
ALBERTもこの領域でクライアントの企業価値向上に貢献してまいります。
本年も宜しくお願い申し上げます。