神話神話と歴史

 Prologueたき火のそばで…
男は深く煙を吸い込み、ゆっくりと吐き出した。
 Episode01創世記
はるか遠い昔、この世にはたった 1 つの球体だけが存在し、あらゆるものがその中で混ざり合っていた。
 Episode02神々の誕生
アインハザードとグランカインは、 多くの子をもうけた。
そして、最初の 5 人の子供たちには地上を支配する力が授けられた。
 Episode03グランカインの子孫
グランカインは破壊の神であった。
グランカインはアインハザードの行いを見て、好奇心に駆られるとともにねたみを感じた。
 Episode04巨人の奴隷
エルフは賢く、魔法の使い方を知っていた。
しかし、彼らも巨人ほどの知恵は持っておらず、巨人たちの指示で政治と魔法を担当することとなった。
 Episode05死の女神、シーレン
グランカインは自由奔放な神であった。
自分の娘シーレンを誘惑するという大きな過ちも犯してしまった。
 Episode06大洪水とエヴァ
シーレンが去った後、末娘のエヴァが水を支配する力を受け継いでいた。
しかし、元々臆病な性格のエヴァは、姉の壮絶な死と神々の戦いを見てことさら恐怖心を強めていった。
 Episode07巨人の欺瞞
神々の度重なる失敗によって、巨人たちの心の中に疑問が生まれ始めていた。
グランカインは、人間という程度の低い生き物を創り出したことで、すでにその愚かさをさらけ出していた。
 Episode08神々の怒り
神々も何もせずに手をこまねいていたわけではない。
特にアインハザードは、自分だけが持つ生命を創造する権利と能力に対して挑戦を受けたのだ。
 Episode09巨人の滅亡
なんとか生き残った巨人たちも、アインハザードの怒りを避けるために東方へと逃れて行った。
巨人たちは以前シーレンが通ったのと同じような道をたどった。
 Episode10たき火のそばで----種族対立のプロローグ
ここで男は、しばし口をつぐんだ。
彼が話している間、我々は金縛りにでもあったかのように、身じろぎも出来ずにいた。
 Episode11滅亡の中の混沌の兆し
すべての生命体の上に君臨していた巨人たちが突然姿を消すと、大陸は大きな混乱に陥った。
 Episode12計算された契約
この時、何者かが出てきてエルフの前にひれ伏した。
エルフを統べる王が注意深く見たところ、彼はヒューマンの王だった。
 Episode13大陸の覇者
ヒューマンとエルフの連合軍は、徐々にオークを制圧し始めた。
 Episode14闇の中のたき火のそばで-エルモアデン
彼が話す歴史もまた、我々が知っている歴史とは違うものだった。
しかし、我々はそれと似たような話をどこかで聞いたことがあった。
 Episode15入れ替わった創造主
長い戦争によって、ヒューマンの間には、原始的な形の国家が生まれ始めていた。
 Episode16エルモアデンとペリオス
大陸でエルモアデン帝国が生まれ、目覚しい発展を遂げている頃、海を挟んだグレシア地域は未だ混乱期にあった。
 Episode17黒魔法のべレス
エルモアデンには、象牙の塔という魔法機関がある。
この機関は古代の巨人が使用していた魔法を復元し、それを再研究、発展させることを目的とした集団であった。
 Episode18ダーク エルフの誕生
エルフの森では大きな異変が起こっていた。
ヒューマンに大陸の覇権を奪われたエルフは、次第に自信を失くし、惰弱になっていった。
 Episode19エルモアデンの没落
エルモアデンの黄金期は、エルモアデンの成立後、約千年が過ぎたバイウム皇帝の時代だった。バイウムは強力なカリスマで帝国史上最強の軍隊を作る。
 Episode20たき火のそばで
夕飯、そしてたき火の温かさと引き換えに聞かせてくれる話は、次第に不愉快な方向に流れて行った。
 Episode21エルモア王国
エルモアデンの崩壊はペリオスの解体を少しだけ遅らせたが、結局グレシア南部を襲った伝染病と北部を襲った冷害が直接の原因となり、ペリオスは崩壊する。
 Episode22パリスとラウル
数百年に及ぶ戦乱の中で、最初に統一の道筋をつけたのはグレシアだった。ベハイム出身のパリスという一人の男が現れ、
 Episode23混沌の年代記
アデンの統一の知らせが伝えられたばかりの頃、グレシアでも最後まで抵抗していたフォウ一帯がパリスの手に落ちていた。
 Episode24
男が話を終えた時、いつの間にか空が白々と明け始めていた。長かった夜が明け、朝を迎えようとしている。
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