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10万人バッジ着けて! 仙台・宮城DC開幕まで3ヵ月

県民10万人に配布する缶バッジ。服やカバンの目立つ位置に着けてもらい、仙台・宮城DC開幕ムードを盛り上げる

 開幕まで3カ月を切った仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC、4〜6月)に向け、仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会は今月から、「10万人のおもてなし大作戦」を展開する。宮城県民を中心に10万人に共通の缶バッジを着けてもらって開幕ムードを高める。「笑顔でおもてなし隊」の結成も呼び掛け、観光客の受け入れ態勢を整える。
 缶バッジは直径約5センチ。宮城県観光PRキャラクター「むすび丸」の絵と、DCのキャッチコピー「笑顔咲くたび 伊達な旅」と「ようこそ!!」の文字が描かれている。
 推進協に加盟する県内外の市町村、業界団体、観光関連団体、企業などを通じ県民らに配り、服やかばんに着けてもらい一体感を演出する。コンビニエンスストア店員や銀行の窓口担当者にも協力を求める。
 おもてなし隊は1チーム5人以上で編成する。学校や町内会、職場単位の結成を想定し、募集している。各チームの活動は推進協のホームページで紹介する。
 推進協は(1)観光地で道案内したり、清掃活動を行ったりする(2)列車や観光バスを見つけたら乗客に手を振る(3)観光ボランティアガイドを務める(4)観光客に笑顔であいさつする−などの身近な取り組みを期待している。
 大作戦では「むすび丸」と男女4人で昨年11月に結成した「伊達なむすび隊」が模範役となる。21日から団体客の来県に合わせ、JR仙台駅や仙台空港で横断幕を掲げて歓迎する。
 仙台・宮城DCは2008年に続いて2回目。前回に比べると、開幕3カ月前の県民の盛り上がりは「いまひとつ」(推進協)という。東日本大震災の被災地復興を前面に打ち出しているものの、期間中に予定する計1124事業の大半が前回も行っており、目新しさに欠けることが要因とみられる。
 推進協の志子田伸一事務局長代理は「県民がDC開幕を強く意識することがまず重要。観光復興の絶好の機会を生かすため、10万人の力を結集し、万全のもてなし態勢を敷きたい」としている。


2013年01月05日土曜日


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