パトカー追跡の車が衝突事故　乗用車と自転車の４人けが

　５日午前９時５５分ごろ、名古屋市北区会所町の国道４１号交差点で、パトカーに追跡されていた乗用車が赤信号で交差点に進入し、乗用車と出合い頭に衝突。衝突された乗用車が横断歩道の自転車２台にぶつかった。その乗用車の男性（３９）が鎖骨骨折の疑いがあるほか、自転車の北区の男性（２９）と女性（２７）夫婦と男児（１つ）も腰や頭などに軽傷を負った。

　北署は、信号無視をしてパトカーに追われていた乗用車の愛知県北名古屋市徳重大山、会社員キュレンキュ・ムッスルム容疑者（２３）＝トルコ国籍＝を、道交法違反（信号無視）の疑いで現行犯逮捕した。容疑者の呼気からは基準値以上のアルコールが検出され、酒気帯び運転の疑いでも捜査している。

　北署の岩下義雄副署長は「追跡は適切な職務執行だったと判断している」とコメントした。

（中日新聞）