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前九年合戦
今からおよそ950年前にあたる平安時代の中頃、「安倍氏」という豪族が、岩手県の中央から県南にかけて勢力を広げていました。頭領である安倍頼時は大きな力を持つようになり、この力を恐れた朝廷は、武士である源頼義を陸奥守として派遣し、安倍頼時、貞任親子と戦争を始めます。
安倍氏と源頼義、義家親子との合戦は、およそ12年間にわたり続けられ、多くの兵士が傷つき、倒れていきました。
源頼義親子は苦戦しましたが、秋田で勢力を広げていた豪族、清原武則を味方につけ、ついに安倍氏を滅ぼしました。この合戦を「前九年合戦」といいます。
この戦で、安倍頼時親子は戦死し、頼時の娘の夫である藤原経清も源頼義によって殺されてしまいます。しかしその後、頼時の娘は7歳になる息子を連れて清原家の息子武貞と再婚することになったのです。その息子こそが、のちの「藤原清衡」です。
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後三年合戦
安倍一族が滅んだ「前九年合戦」から20年後、安倍氏を滅ぼした清原家で跡継ぎ問題をめぐり、兄弟同士(真衡、清衡、家衡)の間に争いが起こりました。長男真衡の死後、清衡と家衡の争いになり、さらに朝廷から陸奥守として派遣されていた源義家が、清衡軍に加わって大きな戦争に発展しました。この合戦を「後三年合戦」といいます。
最終的には、清衡が源義家の応援を得て清原氏を滅ぼし、昔の安倍氏の領土はもちろん、清原氏の領土まで勢力を伸ばしていくことになります。清衡はその後、江刺から平泉に舘を移しました。
約100年間にわたる「平泉」の歴史はここから始まります。
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