ボクシング界で一番パワーを持っているのは世界タイトル認定団体ではなく、興行を行うプロモーターであり、多額の放映権料を支払うテレビ局だ(タイトルマッチの承認料を受け取る認定団体は、いわばプロモーターとは一心同体の関係にある)。
■年末に3階級制覇挑戦も
2年ぶりにライトフライ級に戻ったばかりの井岡陣営も、当初はノンタイトル戦を予定していたと言われる。
ゴンサレスと契約する帝拳プロモーションの本田明彦会長も「井岡サイドからは何のオファー(対戦交渉)もなかった」と語っている。
だが、11月30日に王座決定戦に出場することが発表された。試合1カ月前という慌ただしさだたった。「大みそかのゴールデンタイムには物足りない」と、ノンタイトル戦に難色を示したテレビ局の意向が働いたことは容易に想像できる。
2階級制覇という話題が欲しいテレビ局、過大なリスクのマッチメークは避けたいジム、日本のマーケットを捨てがたい認定団体。3者が折り合った着地点が今回の王座決定戦だったのだろうが、少々無理のあるマッチメークだったと言わざるを得ない。もちろん、選手本人に責任はないが。
井岡の父でプロモーターの一法氏は、試合後に「今年の大みそかには3階級制覇挑戦もあるかもしれない」と語ったそうだが、王座が乱立する今のボクシング界で求められているのは安易なベルトコレクションではないだろう。
■望まれる正統派路線
ファンが望むのは最強ゴンサレスとの対戦である。WBAは既に井岡にゴンサレスとの対戦を義務付けると発表した。
この世界は何事も交渉の腕次第なところがある。対戦が実現するかは不透明だが、たとえゴンサレスに負けても何ら恥じることはないし、毎試合しっかりしたパフォーマンスを見せてきた井岡ならいい勝負になるのは間違いない。だからこそ、正統派路線を歩んでほしい。
(山口大介)
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選手名 | 開始 | スコア | 対戦相手 | 出場 |
---|---|---|---|---|
長友佑都 インテルミラノ |
1/6 20:30 |
0-0 | ウディネーゼ | - |
宮市亮 ウィガン |
1/2 0:00 |
0-4 | マンチェスターU | - |
長谷部誠 ウォルフスブルク |
12/15 23:30 |
0-2 | Eフランクフルト | 先発 |
内田篤人 シャルケ |
12/16 2:30 |
1-3 | フライブルク | 先発 |
香川真司 マンチェスターU |
1/2 0:00 |
4-0 | ウィガン | 後半24 |
岡崎慎司 シュツットガルト |
12/15 23:30 |
1-3 | マインツ | - |
清武弘嗣 ニュルンベルク |
12/17 1:30 |
1-1 | ブレーメン | 先発 |
酒井宏樹 ハノーバー |
12/15 23:30 |
1-2 | デュッセルドルフ | - |
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