河野はメーンイベンターを務めた内山と同じワタナベジムの所属。ジムとしても内山という看板スターの人気と集客力を利用して、河野にラストチャンスをつくってあげるのは悪い話ではない。
逆に言えば、河野単独の世界タイトル戦は勝算や興行の収支を考えても成立し得なかったろう。
■複数世界戦の同時開催、今後も
昨今はテレビ放映のない世界戦も珍しくない中で、ゴールデンタイムに中継してもらえるとなれば、プロモーターやジムにとってこれほど歓迎すべきことはない。
当然、テレビ局の意向に沿って動こうとする。複数世界戦の同時開催は「世界タイトルが軽く見られる」と批判的な声もあるが、本場米国でもビッグマッチの前座で複数の世界タイトル戦が行われるのは当たり前だ。この流れは変わらないだろう。
ただ、テレビ局が常にボクシング界をいい方向に導いてくれるとは限らない。ひずみが垣間見えたのは他ならぬ、今回一番の主役といえた井岡の王座決定戦だった。
12年6月にミニマム級で日本初のWBA、WBC2団体統一王者になった井岡はその後、両団体のベルトを返上した。
本来のベストウエートであるライトフライ級に階級を1つ上げ、今回は空位となっていたWBA王座をロドリゲスと争った。
■スーパー王者、WBAだけの意向か
実は同王座にはこの階級で最強といわれるローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が鎮座していた。34戦全勝(28KO)の完璧なレコードを誇る強打者である。だが、WBAは11月末に突然、ゴンサレスを「スーパー王者」に格上げして正規王座を空位にした。
スーパー王者は他団体とのタイトル統一や10度防衛などの実績を残したチャンピオンが昇格することが慣例だが、ゴンサレスはいずれも当てはまらない。唐突感は否めなかった。
暫定王座を含めて1階級に3人の王者を認定しているWBAの無秩序ぶりが混乱を招いている一番の原因だが、今回の決定がWBAだけの意向とは考えにくい。
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選手名 | 開始 | スコア | 対戦相手 | 出場 |
---|---|---|---|---|
長友佑都 インテルミラノ |
1/6 20:30 |
0-0 | ウディネーゼ | - |
宮市亮 ウィガン |
1/2 0:00 |
0-4 | マンチェスターU | - |
長谷部誠 ウォルフスブルク |
12/15 23:30 |
0-2 | Eフランクフルト | 先発 |
内田篤人 シャルケ |
12/16 2:30 |
1-3 | フライブルク | 先発 |
香川真司 マンチェスターU |
1/2 0:00 |
4-0 | ウィガン | 後半24 |
岡崎慎司 シュツットガルト |
12/15 23:30 |
1-3 | マインツ | - |
清武弘嗣 ニュルンベルク |
12/17 1:30 |
1-1 | ブレーメン | 先発 |
酒井宏樹 ハノーバー |
12/15 23:30 |
1-2 | デュッセルドルフ | - |
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