[ワシントン 28日 ロイター] 米環境保護局(EPA)は28日、米国内の12カ所の大気調査地点で、福島第1原子力発電所から放出されたと考えられる微量の放射性物質を観測したと発表した。健康に影響の出るレベルではないという。
一部では先週の調査を上回る数値だったが、自然界から受ける放射線と比較して微量にすぎないとEPAは説明した。
EPAは記者発表で「今後数日は、このような現象が続くとみられるが、健康に影響する水準をはるかに下回っている」と述べた。
EPAは、全米48州の100カ所以上で大気中放射線濃度の定点観測を行っている。また震災を受け、ハワイ、アラスカ、グアム、北マリアナ諸島にも観測地点を設けた。