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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【コラム 撃戦記】非凡さが際立った左フックの美しさ2013年1月6日 井上が芸術のボクシングを見せてくれた。プロ2戦目でタイ王者相手に鮮やかなKO勝ち。華麗な一撃に、会場も「お〜ッ!」と驚きの声だった。本物のアスリートはファンと呼吸を共有するが、井上はそういう見せ場が作れるボクサーだ。「強さは美しさに比例する」が私の持論。ジムでのスパーリングを見ていても、彼の動きにそれを感じる。 10月のデビュー戦は左のボディーブローで倒し、今回は出てきたところに左フック。タイ王者にきれいな弧を描いた左フックの美しさに非凡さが際立った。スピード、パワー、テクニックに加え、精神面でも気の強さを見せる。 気になるのは打たれ強さがあるかどうか。アマ時代に世界選手権ではキューバ選手とすごい殴り合いをしたことは聞いた。一発のパンチで地獄に沈む世界。外国王者とはいえ、デビュー2戦の相手は力不足で、その点はまだ見極められない。次戦はスピードのあるファイターと打ち合う井上を見せてほしい。 (格闘技評論家) PR情報
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