復興イベントで子どもたちとふれあう楽天の田中(右)と、日本ハムの斎藤(左)=宮城・シェルコムせんだいで(武藤健一撮影)
|
 |
「88年会」の発起人となった楽天・田中将大投手(24)は5日、黄金世代の活動を将来的に全国展開していく考えを明かした。東日本大震災の復興支援や競技の普及などを目的として結成された同会は、この日の第一弾イベントを口火に活動の幅を広げる。
田中と巨人・坂本、広島・前田健太投手(24)の3人が発起人となった88年会の「元気! ∞! プロジェクト」には11球団(オリックスは在籍選手なし)の50人が賛同し、この日は19人が参加。宮城、岩手、福島の被災地から353人の児童を招待し、野球教室や玉入れなどを行った。
無事に発足イベントを終えた田中は「僕たちも一緒に盛り上がることができた。今後は東北だけでなく、(全国で)ということも視野に入れていきたい」と被災地以外でもプロジェクトを行う構想を披露した。
イベント中には子どもたちから「侍ジャパンでも頑張ってください」と激励を受け、あらためて88年世代の影響力の強さを実感。3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシックに向け、「僕たちは結果を残すだけ。日本の野球はスゴイ、と思ってもらえるものを見せたい」と決意を新たにしていた。
この記事を印刷する