2013年 1月 4日
岡山県庁で仕事はじめ
正月三が日も終わり、官公庁は4日が仕事始めです。岡山県庁では去年就任した伊原木知事が改めて舵取り役の決意を述べました。岡山県庁で行われた新年祝賀式には幹部職員約300人が出席し、伊原木知事がリスクを恐れず、悔いのない仕事をしてくださいと年頭の挨拶をし教育の立て直しと産業の振興を成し遂げたいと改めて決意を述べました。また東日本大震災や景気の後退など厳しい状況の中、歴史、統計、確率の3つの観点からより良い対応策を学び、未来を見据えて県民の安全と安心を守っていきたいと今年本格的にスタートする県政の舵取りに対し、思いを述べました。

香川県庁も仕事はじめ
一方、香川県でも仕事はじめにあたり浜田知事が会見し今年の抱負として安全・安心を最優先に掲げました。中でも、香川県は去年1年間の交通事故の死者数が81人に上り人口10万人あたりでは2年連続で全国最悪になったことからハード、ソフトの両面から交通事故抑止への対策を強化していきたいと述べました。このほか3月20日に開幕する瀬戸内国際芸術祭に触れ、島の人が元気になり活性化や自信を持つきっかけになればと芸術祭に期待を寄せていました。

両備グループ新年拝賀式
多くの企業でも仕事はじめです。バス事業などを行う岡山市の両備グループでは新年拝賀式が行われました。式典には年男や年女の社員など約90人が集まり、両備グループの小嶋光信代表が年頭の挨拶をしました。その中で去年経営破綻した井笠鉄道のバス事業を引き継いだことに触れ、短期間での再建は至難の技だったが、今年4月以降も補助金が受けられることも決まり新しい事業体を立ちあげてバス路線を維持し地域の活性化に努力したいと述べました。両備グループでは今年、ベトナムに初の海外駐在員事務所を設立、本格的な海外進出を控えていて、社員たちは勢いよく頑張ろうコールをして士気を高めていました。

センバツ確実の関西野球部が初もうで
春のセンバツ高校野球の出場を確実にしている岡山市の関西高校野球部が4日、初もうでを行い新年のスタートを切りました。秋の中国大会で優勝しセンバツ切符を確実にしている関西ナイン、朝の冷え込みで霜に覆われたグラウンドに50人の選手が集まりました。初練習の4日は岡山市の吉備津神社など2つの神社をランニングでまわりセンバツ出場と甲子園での必勝を祈願しました。初もうでの後は保護者が用意した温かいうどんを頬張り今年の活躍を誓いました。センバツ出場校の選考会は今月25日に開かれます。

人形峠環境技術センターで水漏れ
岡山県鏡野町の人形峠環境技術センターで4日昼前、排気ダクトから放射性物質を含んだ微量の水滴が漏れているのが見つかりました。岡山県によりますと午前11時45分頃、人形峠環境技術センターのウランを扱う施設の排気ダクトから水滴が落ちているのを点検中の従業員が見つけました。水滴は微量で放射性物質が含まれていましたが、基準値を下回るレベルということです。またセンター周辺のモニタリングポストの放射線量に変動はないということです。現在、施設の排気設備を止めて拡大防止措置をとっていて、県ではセンターに対して漏れた水滴を安全に処理することや原因究明と再発防止を図ることを指示したということです。

中学教頭がひき逃げ容疑で逮捕
香川県まんのう町の町立中学校の教頭が車で原付バイクに接触し男性に軽傷を負わせて逃げたとして3日夜、ひき逃げなどの疑いで逮捕されました。逮捕されたのは琴平町に住む満濃中学校の教頭、河内直人容疑者(48)です。警察の調べによりますと河内容疑者は3日午前10時15分頃、琴平町の県道で乗用車を運転中、前から来た原付バイクと接触し運転していた無職の66歳の男性に1週間のケガを負わせ逃げた疑いです。警察が近くのコンビニエンスストアの駐車場で河内容疑者を見つけ3日夜、逮捕しました。取り調べに対し河内容疑者は「知らない」と供述し容疑を否認しているということです。河内容疑者は事故当時、反対車線を走っていて直前にも住宅のブロック塀が壊される事故があり警察が関連を調べています。