マー君、８８年会でＷＢＣ３連覇を宣言！球界を引っ張る！…楽天

８８年会のイベントで玉入れの玉の数を数える田中（右）と斎藤

　楽天・田中将大投手（２４）が５日、１９８８年度生まれのメンバーが中心となってＷＢＣを３連覇に導くことを誓った。仙台市内で同世代１９人による復興支援イベント「元気！∞！プロジェクト」を開催。日本代表メンバー最終候補の巨人・坂本、沢村、広島・前田健も参加。侍ジャパンの中心を担う黄金世代を代表して「日本の野球がすごいと、世界に思っていただけるようにやりたい」と世界制覇を目指す熱い決意を語った。

　田中は０９年の前回大会にも出場したが、思い出すのは０６年の第１回大会の世界一。当時はまだ駒大苫小牧高３年生だった。「練習中も気になっていたし、優勝したときは盛り上がった。僕たちは全力プレーで結果を出すしかない」。７年後、山本浩二代表監督からエースに指名。今度は自分たちの番だと考えている。

　同世代の存在は心強い。自分を含めた４人が最終候補入り。２月の宮崎合宿を前に、結束も深まった。「（全員が本戦メンバーに）残れることにこしたことはない。戦力にならないと意味がない。状態が上がらなければ、メンバーから外される。僕もしっかり準備をしていく」。残り３か月を切り、徐々に戦闘モードに突入していく。

　ＷＢＣメンバーが中心となった「８８年会」の活動は、この日が第１弾。結成元年は、ＷＢＣからスタートする。この日は東北３県の少年野球チーム２９チーム３５３人に野球教室を行ったが、今後は活動の全国展開も考える。「継続的にやる目的でたち上げた。たくさんの方に注目されている世代なので、いろいろなことをやっていきたい」。ＷＢＣ３連覇を足がかりに、球界をけん引する世代となる。