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【サッカー】

京都橘・仙頭 “メイド効果”で先制弾

2013年1月6日 紙面から

帝京長岡−京都橘 前半29分、中野(11)がゴールを決め、1点目を決めた仙頭(7)らと喜び合う京都橘イレブン=ニッパツ三ツ沢球技場で

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◇高校サッカー<準々決勝>

 これはメイドの御利益か? 萌(も)える男が京都橘に先制点をもたらし、初の国立切符を引き寄せた。FW仙頭啓矢(3年)だ。前半9分、右からFW小屋松知哉(2年)のクロスボールを右足ダイレクトでたたき込み、「次は夢に見ていた国立。全国制覇します!!」と元気よくV宣言だ。

 この日で帝京長岡より1試合多い4試合目。疲労がたまる中で気分転換にと、チーム副主将が4日午後の自由時間に行った場所は、何と東京・秋葉原のメイド喫茶だった。「めっちゃ恥ずかしかった。『お帰りなさい、ご主人様』と言われて。でも、本場なんで。『ミックス・シャカシャカ・ジューチュ』を頼みました。リラックスできましたし、癒やされました」と“メイド効果”にニコニコだった。

 今大会4戦3発で、卒業後は東洋大に進学するストライカーは、時には2列目からチャンスをつくる攻撃の核。小学生のときは、バレーボールをしていた母朋子さん(40)のスパイクしたボールでトラップの技術を鍛えたという。「桐光学園はタレントがそろっている。全員一丸となって戦うことが大事だと思う」。萌え男は「打倒桐光」に燃えている。 (関陽一郎)

 

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