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千野アナなぜ逮捕されないのか
2013年01月05日 16時00分

 元フジテレビのアナウンサーで、現在フリーの“チノパン”こと千野志麻アナ(35=本名・横手志麻)が死亡事故を起こし、ネットが大変なことになっている。「千野アナはなんで逮捕されないんだ?」「事故翌日に公式HP上に謝罪コメントなんて書いている神経がわからん」などの書き込みであふれ、とうとう親族の政治家による“圧力説”まで噴出しているのだ。それらの謎について専門家は「死亡事故→逮捕」ではないと説明しているが…。

 千野アナは2日午後5時ごろ、静岡県沼津市のホテル駐車場で乗用車を発車後に右折した際、歩いていた長野県小諸市の荻原俊文さん(38)に接触し、体に乗り上げたとみられる。荻原さんは胸部や腹部を強く打ち、圧迫され、搬送先の病院で死亡した。千野アナ自身が110番通報した。現場となったビジネスホテルは東名高速沼津インターにほど近く、同市内の千野アナの実家からも車で5分ほどの場所にある。

事故を起こしたビジネスホテルの駐車場

 沼津署の捜査関係者や地元関係者らの話を総合すると、1日から家族で帰省していた千野アナは事故当時、車に夫と子供を乗せており、実家ではなくこのホテルに家族で宿泊していたものとみられる。千野アナは4日朝時点で逮捕はされておらず、同署に身柄も拘束されていない。千野アナはフジテレビ在職中は「チノパン」の愛称で親しまれた。2006年に福田康夫元首相のおいにあたる外資系証券マンと結婚し、フジテレビを退社し、フリーになった。08年に双子の男児、09年には女児を出産した。自身の父は沼津市議を務めている。

 事故翌日の3日には所属事務所の公式HPに「人の命を奪うという取り返しのつかない事態に言葉に尽くせぬ思いでいっぱいですが、まずはお亡くなりになられた方とそのご遺族の皆様には心より深くお詫び申し上げます。(中略)ご遺族の皆様には誠心誠意お詫びの気持ちの限りを尽くしてまいります」との謝罪文を掲載した。死亡事故を起こしながら逮捕されなかったことについて、ネット上では「千野アナの父や夫の親族などから警察への“圧力”があったのでは」といった意見も多く書き込まれた。過去の事例を見ると、車がバックして4歳児が死亡した事件では、運転していた主婦が自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕され、その後に同致死容疑になった。また駐車場で車がバックしたところ76歳の男性をはねてしまい死亡させた事件では、運転していた男が同傷害容疑で現行犯逮捕された。

 車による死亡事故で、運転者が逮捕されるケースは多く報じられている。しかし、千野アナは逮捕されていない。

 板倉宏日大名誉教授(刑法)は「そもそも死亡事故を起こしたからといって、全員がそのまま逮捕されるわけではありません。本人も事件後、すぐに通報して取り調べに応じている。事故状況からみて、甚大な過失とも言えないと判断され、逃亡の恐れも低いために逮捕されなかったと思われます。当然捜査には協力しなければいけませんが、今後も逮捕されることはないでしょう」と説明する。警察官の捜査手続きなどを定めた「犯罪捜査規範」の219条では、交通法令違反事件の捜査において「事案の特性にかんがみ、犯罪事実を現認した場合であっても、逃亡その他の特別の事情がある場合のほか、被疑者の逮捕を行わないようにしなければならない」との注意がなされている。千野アナの場合、飲酒運転やブレーキとアクセルの踏み間違えなどの運転ミスはなかったとみられる。自ら警察を呼んで住所氏名を明かし、人をはねた事実を認めた。有名人であることから逃亡の可能性は低い…。警察としては拘束、つまり逮捕する意味がないと判断したのだろう。

 今後、問われる罪としては自動車運転過失致死罪が考えられる。「書類送検後に略式起訴され、50万円の罰金となると思います。遺族への賠償金については4000万~5000万円くらいではないでしょうか。ただ、当然、自賠責や任意の保険には加入されているでしょうから、その中から支払われることになるのでは」と板倉教授。

 逮捕されない事例があるにせよ、一瞬ですべてを奪う交通事故の恐ろしさは皆があらためて肝に銘じなければいけない。




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