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国産エネルギー資源確保へ成果注目
1月5日 4時54分

国産エネルギー資源確保へ成果注目
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日本の近海では、ことし、次世代のエネルギーとして期待される「メタンハイドレート」を産出する試験や、石油や天然ガスの試掘など、国産のエネルギー資源の確保に向けた動きが相次ぐ予定で、その成果が注目されます。

このうち愛知県沖の海底では、今月13日からメタンガスと水が結びついてシャーベット状になった天然ガスの一種、「メタンハイドレート」を掘り出す試験が始まります。
この海域には、日本の天然ガスの使用量のおよそ14年分に当たるメタンハイドレートが存在するとみられています。
深さ1000メートルの海底に掘った井戸から、メタンハイドレートを水とガスに分解して掘り出し、商業生産できるかどうかを調べます。
また新潟県の佐渡の沖合では、これまでの調査で、海底から2700メートル下の地層に石油や天然ガスが埋まっている可能性が指摘されており、国はことし4月から試掘して、本格的な埋蔵量の確認などを行うことにしています。
日本は、使用する石油や天然ガスのほとんどを輸入に頼っていますが、原発の運転停止に伴い、LNG=液化天然ガスなど火力発電向けの燃料の需要が急激に増えており、国産の資源の確保に向けた調査の成果が注目されます。

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