PC遠隔操作:「真犯人」からまたメール 本紙記者らに
毎日新聞 2013年01月05日 11時10分(最終更新 01月05日 13時01分)
パソコンの遠隔操作事件で、「真犯人」とみられる人物から5日未明、毎日新聞の記者など報道関係者らに「新春パズル 〜延長戦〜」と題したメールが一斉送信された。問題を解くと記憶媒体のある場所が分かる内容で、警視庁は神奈川県藤沢市の江の島にいた猫の首輪から記憶媒体を回収した。
メールには、今月1日に報道関係者らに送られた前回のメールで山の頂上付近に埋めたとしていた記憶媒体が発見されなかったことについて、「私の埋めたものは拾われたか飛ばされた。オオカミ少年みたいに思われるのが不本意」などと書かれていた。
さらに、メールに付けられたリンク先に記載された問題を解くと「江の島にいる猫に記憶媒体を取り付けた首輪をかけた」との趣旨の記載があり、猫の写真も添付されていた。
捜査関係者によると警視庁の捜査員が5日午前、首輪をした猫を江の島で発見し、記憶媒体を回収。データの内容を解析している。
メールは海外サーバーを経由しており、発信元の特定を困難にする匿名化ソフトが使われたとみられる。【小泉大士】