アウディ・ジャパンのアンバサダーに就任した石川遼(左)は、大喜多寛アウディ・ジャパン社長と握手を交わす=東京・渋谷のAudiForumTokyoで
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米ツアーに本格参戦する石川遼(21)=パナソニック=が4日、自動車メーカーのアウディ・ジャパンと契約し、同社のアンバサダーに就任した。総額1億円の3年契約で、同社の大喜多寛代表取締役社長はブランドマークであるシルバーの「4リングス」を、石川がメジャーを制する度に金色に変更するプランを提案。ゴールドの“特別仕様車”を目指し、21歳がいよいよ世界に挑む。 (金額は推定)
まさに“特別待遇”だ。ドイツ生まれの自動車メーカー、アウディ・ジャパンのアンバサダーに就任し、広告塔となる21歳に、大喜多社長が提案したのはブランドマーク「4リングス」の変更だ。「ちょうどメジャーも4つある。1つずつ勝つたびに、金色にするのもいい」。アウディの象徴を変えるサプライズ案に、石川も「夢のある話。ぜひ」と恐縮しながら笑みを浮かべた。
もともと“両思い”だった。2008年のプロ転向時にもオファーを出していたアウディ。当時は契約に至らなかったが、石川は連覇した09、10年のフジサンケイクラシックの副賞で獲得した同社の「A5」を愛用。今回の契約で石川には約2000万円相当の「R8」が賃貸され、大喜多社長も「金色の4リングスになったら史上初。特別な車にしてもらえれば」と笑う。
会見場では「R8」と同じシリーズの車がセットされ、フロントガラスに「革新」とサイン。「この車と同じように僕も上を目指して挑戦する気持ちを持ち続けたい」。総額1億円の3年契約だが、米ツアーでは1年目からが勝負。4つの金環を目指し、いよいよ世界に打って出る。 (寺西雅広)
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