スパコンの性能評価その2 - スパコンCOM

スパコンの性能評価その2

今回も引き続き、コンピュータの性能評価(ベンチマーク)のお話です。

姫野ベンチマーク
理化学研究所の姫野龍太郎氏が考案したもので、流体の計算コードの処理速度を測るというもの。

コードが短く手軽に測れることから、様々な場面でちょっとしたベンチマークとして使われています。

手元にGTX 680があるので、結果を記載するので、少々お待ちを...


LINPACK
アルゴンヌ国立研究所で開発された、BLAS(Basic Linear Algebra Subprograms)という線形代数ライブラリを使用したベンチマークです。

スパコンの性能ランキングTOP500ではこのベンチマークを結果の根拠としています。

しかし、このLINPACKがスパコンの優劣を決定づけることに批判的な意見も多く、
・計算機の一側面の性能に過ぎない。
・CPUのピーク性能・CPU数が多ければ、設計に手を抜いても数字が出てしまう。

という事情があり、すべての科学技術計算を代表できるものではないことを頭の片隅に置いときましょう。

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