2位じゃダメなんでしょうか?
この言葉は未だ記憶にある方はいると思う。
先の衆院議員選挙で与党陥落した民主党、蓮舫氏の発言だ。
事業仕分けの顛末は議論を呼びに呼んだ。
当時、Web上の掲示板やSNSの動向を見るだけでも、意見は存続か否かと真っ向に割れていた。
蓮舫氏の「2位じゃダメなんでしょうか?」から始まり、
ノーベル化学賞受賞者の野依良治(当時:理化学研究所理事長)が
「歴史の法廷に立つ覚悟はあるのか!?」
と酷く怒り狂い、他著名な科学者や大衆を巻き込み、結果、世間から大きな関心を得られたという、本当に歴史的大事件になってしまいました。
しかし、本当に蓮舫氏の発言だけが仕分け人の中で支持されていたのだろうか?もちろん、それはNO
10Petaスパコン開発が自己目的化しているのではないか?大事なのはスパコンを生かし、どのような政策効果を出すかだ!
HardwareではなくSofewareの戦いをするべきだ!
ベクトル・スカラ(スカラー)の選択も、総括も不十分。NECや日立(ベクトル型)の撤退も調査し見直すべきだ!
スパコンの国家戦略を再構築するべきだ!現状の政策は過去の成功例にとらわれ、過大であり柔軟性に乏しい代物になってはいないか?日米共同も見直すべきだ!
等々、蓮舫よりも、もっと建設的で実のある意見が多数出ていた。
最後に理化学研究所の平尾氏の意見を紹介し、今回は終わりとよう。
「国民に夢を与える、あるいは世界一を取ることによって夢を与えられることが、実は非常に大きなこのプロジェクトの1つの目的でもあります。」
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