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スパコン「京」プロジェクトの沿革

スパコン「京」

今回はその始まりと歴史を少し語ろう。

2005

文部科学省によって「次世代スーパーコンピュータプロジェクト」が立ち上がる。

目標は「10PFLOPS」の演算性能!
(FLOPSとは、一秒間に何回の浮動小数点数(例えば、0.000001×0.00001みたいな?)演算が可能か?という指標。"P"はペタの略(Kilo2006
理化学研究所が中心となり、開発が始まる。

2007

神戸ポートアイランドに設置することが決定。

9月に富士通がスカラー部を、NECと日立がベクトル部を担当するこことが決定。

スカラー型とベクトル型、両者の特性を持ち合わせたハイブリットなスパコンを製造することが方針で固まった。

2009

業績悪化のため、NECと日立が5月にプロジェクトから降りる。
結果、スカラー型スパコン製造計画として見直しされる。

11月にはかの有名な蓮舫氏の発言「2位じゃだめなんですか?」の下、
事業仕分けにより、プロジェクトが一時中断。

しかし、様々な著名な科学者からの批判により、プロジェクトは再開される。

2011

6月:8.162PFLOPS(開発段階)
11月:10.5PFLOPS(目標が達成される
結果2回連続、TOP500の1位を飾ることになる。

2012

6月にTOP500で2位に後退。
9月から京の一般利用が始まる。
11月の結果ではTOP500で3位に後退。

そして、歴史は続いて行く。

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