一体何の目的で使われているか、知っているかな?
スパコンを使った研究は多種多様で、
『新薬の開発』
というわかりやすい事柄から、
『宇宙の起源を探る』
という、壮大な目的のために使われいている。
次世代スーパー・コンピュータ戦略委員会という組織はスパコンを使った研究を
・予測する生命科学・医療及び創薬基盤
・新物質・エネルギの創成
・防災・減災に資する地球変動予測
・次世代ものづくり
・物質と宇宙の起源と構造
と5つのカテゴリに分けた。
ぶっちゃけ、わかりにくい。
だから、概要を2回に分け説明したいと思う。
今回は前述で青文字となっている部分の概要を話そう。
予測する生命科学・医療及び創薬基盤
ゲノムやタンパク質から細胞・臓器・全身にわたる生命現象を理解して、
疾患メカニズムの解明と予想を行う。医薬や創薬プロセスの高度化への寄与にも期待される。
要するに、人体のメカニズムを理解して、病気の発生源や予兆を計測できるようにして、より健康で長く生きれるようにしましょう。また、現存する薬よりも、より効きやすく、副作用も少ない薬を作るのにも使いましょう、ということを試みているのだ。
Sulfolobus tokodaii Molybdenum cofactor biosynthesis protein C, ST0472 (2OHD)
新物質・エネルギの創成
物質を原子・電子レベルから理解し、新機能性分子や電子デバイス・各種電池やバイオマス等の新規エネルギの開発を目指す。
もうそのまんま。豊富な計算資源を利用して、原子や電子を理解。新素材や新しいデバイスの開発・より効率のいい電池やバイオマス等の今の原子力や火力に変わるエネルギの開発を行おうとしている分野だ。
水はどのように結合して、氷になったり、水になったり、水蒸気になったりするのだろう?
続きは後半で。
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