仕事始め:「再稼働」に意欲、電力各社トップ
毎日新聞 2013年01月04日 11時59分(最終更新 01月04日 12時45分)
◇「危機突破の年に」…関電社長
関西電力の八木誠社長は4日、大阪市北区の本社で開いた年始式で、「今年は『危機突破の年』とせねばならない。需給と収支の安定に向け、料金値上げに理解を賜るよう誠心誠意対応するとともに、原子力の再稼働に全力を尽くそう」と社員に呼び掛けた。【横山三加子】
◇「値上げ理解してもらう」…九電社長
九州電力の瓜生(うりう)道明社長は4日午前、同社幹部ら約500人を前に福岡市で年頭あいさつを行った。瓜生社長は、全原発停止や不透明な今後のエネルギー政策を踏まえ、「困難は人と組織が成長するチャンス。困難を乗り越えることで必ず今より強い会社になる」と語った。今年の重点課題には「電気料金の値上げは説明を尽くして理解してもらう」「合理化を進めながら電力の安定供給を維持」「原発再稼働に向けた安全・安心の取り組みを推進」−−の3点を挙げた。
◇「苦しい時こそ顔上げ」…中部電社長
中部電力の水野明久社長は名古屋市東区の中電ホールで、幹部約400人を前に「東日本大震災以降、新しいエネルギー政策が議論されてきたが、原子力政策や電力システム改革などについて、いまだに明確な方向性や具体的道筋が定まったとは言えず、混とんとした状態が続いている」とあいさつした。浜岡原発(静岡県御前崎市)の安全性をより一層高める取り組みに変わりないとし、「非常に苦しい試練の真っただ中にいるが、苦しい時こそ顔を上げ、明日への希望を胸にできることを確実にやっていこう」と呼びかけた。【森有正】