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日韓対話は放火問題の扱いが課題1月5日 4時54分
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安倍総理大臣は、日韓関係の改善に向けて、来月、自ら韓国を訪問することも検討するなど、新しい政権との対話を進めていく方針ですが、靖国神社に放火した疑いが持たれている中国人の男の身柄を巡る韓国側の決定は容認できないとしていることから、この問題の取り扱いなどが課題になりそうです。
安倍総理大臣は、島根県の竹島の領有権などを巡って冷え込んでいる日韓関係の改善に向けて、4日、みずからの特使として自民党の額賀元財務大臣らを韓国に派遣しました。
額賀氏らは、新しい大統領に選ばれたパク・クネ氏と会談し、良好な日韓関係を築きたいと呼びかける安倍総理大臣の親書を手渡したのに対し、パク氏は歴史問題を直視する必要があるとしたうえで、関係改善に努力する考えを示しました。
安倍総理大臣としては、大局的な観点から日韓関係の改善を図りたいとしており、来月のパク大統領の就任式に合わせて、みずから韓国を訪問することも検討するなど、新しい政権との対話を進めていく方針です。
一方、靖国神社に放火した疑いが持たれている中国人の男の身柄を巡って、韓国の裁判所が日本への引き渡しを拒否する決定を出したことについて、安倍総理大臣は「極めて遺憾で強く抗議したい」として容認できないとしていることから、この問題の取り扱いなどが課題になりそうです。
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