経済【経済裏読み】消える「ミリオン」 プレステ“世代交代”の大誤算+(1/3ページ)(2013.1.5 07:00

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経済

【経済裏読み】
消える「ミリオン」 プレステ“世代交代”の大誤算

2013.1.5 07:00 (1/3ページ)経済裏読み
平成23年に鳴り物入りで発売したソニーの携帯ゲーム機「PSヴィータ」だが、世代交代の道は遠い

平成23年に鳴り物入りで発売したソニーの携帯ゲーム機「PSヴィータ」だが、世代交代の道は遠い

 スマートホン(高機能携帯電話)など、ソーシャルゲームの普及に押され、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)や任天堂などゲーム専用ハードメーカーの不振が叫ばれる中、2年連続でミリオンが出なかったSCEは、“ミリオン消滅”の危機にひんしている。過去のヒット作のリメークや続編ばかりがミリオンを占める中で、「モンハン」の愛称で知られる看板タイトルが任天堂にシフトしたためだ。SCEが携帯ゲーム機の“世代交代”に失敗した代償は大きい。

 平成24年の国内ゲームソフト販売は、売上本数100本以上となる「ミリオンセラー」が、ニンテンドーDS用の「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」(ポケモン)と、ニンテンドー3DS用の「とびだせ どうぶつの森」、「Newスーパーマリオブラザーズ2」(いずれも任天堂)の3作に終わった。近年、ピークだった平成18年(14本)に比べ、ほぼ5分の1の水準。だが、確実に数字が見込めるコンテンツを抱えた任天堂が“独り勝ち”となった形だ。

 こうした中で、バイオハザードや逆転裁判シリーズなど、多数のヒット作を抱えるソフトメーカー大手カプコンは、看板タイトルのひとつ「モンスターハンター」シリーズの続編についてこう答えた。

 

「脱プレステ」追認

 「PS(ソニーのゲーム機プレイステーションシリーズ)向けは最近、手がけていませんよ」

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