大阪の百貨店が4日発表した2012年12月の売上高速報は、前月に全面開業した阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)が前年同月比40.7%増と好調だった一方、阪神百貨店梅田本店(同)は同8.3%減。大丸梅田店(同)も同4.9%減っており、全国有数のデパート激戦地、梅田では阪急の一人勝ちの傾向が見え始めた。
大丸は、11月に寒さが増して婦人用の冬物コートがよく売れた反動もあったというが、「阪急が開業し、お客の消費に少し影響が出ているのかもしれない」(広報)ともみる。
JR大阪三越伊勢丹(同)も同7.1%減の28億円だった。