大阪・梅田の阪神百貨店が、建て替えに向け具体的に動き出していることがわかりました。実現すれば大規模な再開発が始まることになります。

関係者によりますと、阪神百貨店梅田本店と南向かいにある新阪急ビルについて、阪神電鉄と阪急電鉄は先月２８日、建築条件の緩和を求める要請書を大阪市に提出したということです。阪神百貨店が入る大阪神ビルと新阪急ビルは、いずれも完成から５０年以上が経ち老朽化が進んでいるため、以前から建て替えが検討されていました。計画の詳細は明らかにされていませんが、要請書の提出を受け大阪市は今後、有識者らによる会合で都市計画について審議します。計画決定となれば商業ビルや阪神梅田駅の改築も含めた大規模な再開発事業が動き出すことになります。