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中国外務省、韓国の対応を「歓迎」

　日本政府が身柄の引き渡しを求めていた靖国神社に放火した中国人の男が帰国したことについて、中国外務省は歓迎すると表明しました。

　「韓国のソウル高裁が日本の引き渡し請求を拒否する裁決を下したことを歓迎する」（中国外務省　華春瑩 報道官）

　中国外務省の報道官は、４日の定例記者会見で、劉強（リュウ・キョウ）元受刑者が「適切に処遇され、きのう帰国した」と述べ、韓国側の決定を評価しました。

　一方、韓国を訪問していた額賀・元財務大臣は、金星煥（キム・ソンファン）外交通商相との会談で遺憾の意を伝え、これに対し、金外相は司法の判断の結果だと述べたということです。

　劉・元受刑者は、おととし、靖国神社に放火したことを認めていたため、日本政府は身柄引き渡しを求めていましたが、韓国の裁判所は、「政治的な犯罪にあたる」として拒否する決定を下していました。（05日03:20）