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身柄引き渡し拒否に外務省が抗議1月4日 15時7分
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韓国の裁判所が、おととし東京の靖国神社に放火した疑いが持たれている中国人の男の身柄の日本への引き渡しを拒否する決定を出したことについて、外務省の河相事務次官は、4日、韓国の駐日大使に抗議しました。
この問題は、日本政府が、去年1月にソウルの日本大使館に火炎びんを投げつけた罪で韓国の刑務所に服役した中国人の劉強容疑者について、おととし12月に東京の靖国神社で門の一部に放火した疑いがあるとして身柄の引き渡しを要請していたもので、韓国の裁判所は3日、この中国人を政治犯と認定して、日本への引き渡しを拒否する決定を出しました。
これについて外務省の河相事務次官は4日午前、韓国のシン・ガクス駐日大使に対し電話で「今回の韓国側の決定は、日韓の条約上の引き渡し拒否の事由には該当しないと考えられ、誠に遺憾だ」と抗議しました。
これに対してシン大使は「靖国神社を単なる宗教施設でなく、過去の侵略戦争を正当化する政治秩序の象徴とみなした犯行だと裁判所は判断した」と述べたということです。
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