「副業解禁」で可視化されるビジネスパーソンの市場価値

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2013/01/04


大手企業でも副業解禁だそうで。

「副業解禁」はビジネスパーソンの市場価値を露呈する

共同通信社が大手メーカー24社に実施したアンケートで、日産自動車や富士通など10社が社員の副業を認めていることが9日、分かった。減産の拡大などに対応した動きだ。会社として実態を把握していないケースもあり、詳細は不明だが実際に副業をしている人は現時点では、いるとしてもわずかとみられる。

製造大手10社が副業容認 日産、富士通、花王など  – 47NEWS(よんななニュース)

副業解禁、大賛成です。勤務体系がフレキシブルであるならば、僕ももう一度大企業で働いてみたいと思っていたりします。


副業解禁はビジネスパーソンの市場価値の格差を露呈させると僕は予想します。シンプルにいえば、市場価値がある人材は副業でも引っ張りだことなり、市場価値のない人材(その会社でしか使えない人間)は副業先がない、ということです。

外部でも通用する優秀な人材であれば、間違いなく外の世界から「この仕事手伝ってくれない?」とお声がかかります。今までなら「うちの会社、副業ダメなんで…」と断っていたところが、副業OKなら「土日の数時間ならコミットできますよ」と参加表明することができます。

一方で、外の世界ではまったく通用しない人には、何の声も掛かりません。副業したくてもその先がないので、せいぜいどこかでアルバイトをする程度でしょう。


というわけで、副業の充実度合いは、ビジネスパーソンの市場価値を測るシンプルな指標になっていくと思います。

みなさんは「いい副業先」ありますか?

誰の顔も思い浮かばないようなら、会社の外の世界でも通用するスキルを磨き、その専門性を世界に共有する努力が求められると思います。ブログを使った情報発信はおすすめですよ。


余談ですが、以前、副業禁止の会社に勤める方が「副業になるから無償で」といって、本来報酬がもらえるプロジェクトに参加している場面を見たことがあります。会社員は「稼ぐ自由」まで縛られてしまうんですね…なんとも前時代的です。

「副業禁止」は一部の業界をのぞき、過去の常識になっていくのでしょう。「えー、おじいちゃんの時代ってひとつの会社からしかお金もらってなかったの!?不安じゃないそれ!?」みたいな。


関連本。「副業」ネタはこれからニーズが高まってきそうですね。僕も書いてみようかな。