薬物乱用の傾向と弊害
日本で最も乱用されている薬物は、ここ数十年変わらず覚せい剤ですが、その使用方法は静脈に覚せい剤水溶液を注射する方法の他に、火で熱して出てくる白煙を吸引する方法があり、最近では後者の方が手軽なため好まれる傾向にあります。しかし、どのような方法で薬物を摂取しようと、効果は変わらないことから、使い続けていると覚せい剤精神病の状態になり、人格障害が起こります。
見た目がお菓子のようで、経口摂取で使用する錠剤型麻薬であるMDMA(エクスタシー)は、抵抗感無く使用できるため、最近多く出回っていますが、乱用を続けていると心臓発作、脳卒中、けいれんを引き起こします。
大麻(マリファナ)を使用すると、視覚、聴覚、知覚に変化を来し、酩酊状態になり、そのまま乱用を続けた場合、幻覚や妄想などの精神病の症状が出てきます。 |