アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は、安倍総理大臣が過去の侵略に対する日本政府の謝罪について見直す考えを示したことを批判する社説を掲載しました。
3日付の社説は、「日本の歴史を否定する新たな試み」と題し、日本の新聞に掲載された安倍総理のインタビュー内容を取り上げました。安倍総理はインタビューで、1995年に当時の村山総理大臣が植民地支配と侵略に対し、おわびの気持ちを表明した「村山談話」に代わる新たな談話を発表する意向を示しました。これについて、ニューヨーク・タイムズは、「重大な過ちで政権をスタートさせたようだ」と指摘し、「韓国のみならず、中国、フィリピンを激怒させるだろう」と批判しています。さらに、「安倍総理の恥ずべき衝動は、北朝鮮問題での地域の協力を脅かす」と懸念を示しました。