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半跏趺座ですわり、背筋を伸ばします。
左手を丹田の前、その10センチ程上に
摩尼宝珠水晶を乗せた右手を重ね胸の前に置き、 労宮(手のひらの中心)を合わせます。 |
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息を吸うと、気エネルギーが水晶上部の先端より入り 右手の労宮を抜け左手まで届きます。 呼吸を繰り返すうちに、右手と左手の間に気のボールを感じるようになります。
呼吸する中心を、水晶の先端から会陰に移します。
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気エネルギーは宇宙の上部から降り注ぎ、 頭頂で分かれ身体の周辺を摩尼宝珠のように包み込み、 会陰から頭頂へ登っていきます。
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呼吸を繰り返しているうちに周辺の気は輝き始め、
会陰から入る気は細胞を活性化させ快感を生じさせます。
宇宙エネルギーの降り注ぐ天(オン)と不動の大地(フーン)を想像してください。
その間にあるのは、右手に乗っている摩尼宝珠(マニ)と
左手の意味する蓮の花(ペメ)。
「オン・マニ・ペメ・フーン」と真言を唱えてください。
マントラのバイブレーションは微細身を浄化するのです。
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水晶摩尼宝珠を下の左手に移します。
右手に、小型の金剛杵を垂直に立てて持ちます。
【金剛杵の持ち方】
人差し指は金剛杵に添えて
親指と共に立たせるか、
一本指にして離して下さい。
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金剛杵をイメージで、自分の会陰に置きます。
遥か天の上部に、光り輝く巨大な天球をイメージしてください。
自分の身体(会陰から頭頂に続く中脈)を
金剛杵ロケットの発射台だと思って下さい。
人差し指と親指で実際の右手金剛杵を支えながら、
深い呼吸を4〜5回繰り返します。
心が静まったところで、「オーン・アー・フーーン」
という真言と共に、ロケットを発射します。
中脈を静かに昇っていったロケットは、頭の殻を突き破り、
空中に踊り出ます。
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強力な推進力を持つ金剛杵ロケットは地球の引力圏を静かに離れ、
宇宙空間に突入します。
虚空の闇をつきぬけると天の上部には
光り輝く巨大な球体が存在しています。
球体の表面に突入し金剛杵の先端が球体に触れると、
ロケットの軌道を通って光が自分の頭頂に降り注いできます。
殻が壊れた頭頂から会陰に向かって次々に光は降り注ぎます。
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光の波動は中脈からあふれ細胞を振るわせ、
全身に快感が伝わります。
会陰からあふれた波動は摩尼宝珠の形をして
身体の外側を包み込みます。
天球からのエネルギーで満たされたあなたの身体は光り輝き
快感に包まれるのです。
しばらくはこの状況を楽しんでください。
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さて、金剛杵ロケットを帰還させましょう。
目を開けていられないような、まぶしい光の球を脱出し、漆黒の闇に入ります。
暗闇の先に薄明かりが見えると、上空に緑に包まれた地球が発見できます。
音もなく地球に近づくと、もうあなたの頭頂の上です。
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割れた頭の殻から中脈を通り、もとの会陰の位置に着陸します。
右手の金剛杵を置き、左手の水晶球を右手に持ち替えてください。
真言「オン・マニ・ペメ・フーン」を4〜5回心で念じ、
最後に自分にだけ聞こえる程度の音で唱えて終了してください。 |