- [PR]
経済
【企業アンケート(2)】「脱・中国依存」へ舵
2013.1.3 22:11
(2/2ページ)
対応策(複数回答)では中国以外の国での事業強化をあげる企業が30社にのぼったほか、「中国での投資をより慎重に判断する」(建設・不動産)といった中国への投資抑制を検討する企業も4社あった。「旅客減少を見据えたダウンサイジング(縮小)」(運輸・旅行)など、収益減を見越した動きも出ている。
一方で現地企業との連携や中国政府、現地有力者との関係強化をあげる回答も多く、日本企業のしたたかな対応がうかがえた。
「中国依存」の危険性を強く意識し始めた日本企業。今後、3年間で有望になる市場や生産拠点はどの国だとみているのか。
複数回答で中国と並んで最多だったのはインドネシア(53社)だ。続いてタイ(52社)▽ベトナム(48社)▽インド(47社)などがあがった。
民主化したミャンマーを有望視する企業も多く、32社でブラジルと並んだ。
最後のフロンティアともいわれるミャンマーは天然資源が豊かで、隣国のタイにほぼ匹敵する約6300万の人口を抱え、市場として将来性が高い。人件費も中国の5分の1程度と生産拠点としての魅力も十分。帝国データバンクによると、ミャンマーに進出した日本企業の数は昨年10月末時点で91社にのぼり、2年前の1・8倍に急増している。
一方、中国は賃金上昇で世界の工場として魅力も薄れつつある上、ストライキが頻発。平成24年の国内総生産(GDP)成長率が13年ぶりに8%を割り込む見通しで、経済の減速感は否めない。中国に頼り切らず、東南アジア諸国などに投資を分散する「チャイナ・プラスワン」の候補地選びが進みそうだ。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]