産経新聞記者がガッツポーズした安倍新総裁誕生の瞬間(上杉 隆)
聞こえてこない反省の言葉 体調だけが問題でないはず
「その責任は大変大きなものがあるわけでありますし、その責任は、私がこの総裁選挙に勝利したことで消えるわけではありません。この責任をしっかり果たし、その経験を胸に刻み付けながら、今、私はすっかりおかげさまで、健康を回復させていただきました。経験を生かして、この難局に立ち向かっていきたい。この経験を今こそ生かしていけるという声もたくさん頂くことができました。総理として、何度も首脳会談を行いながら、外交において様々な経験をしてきた。今、民主党の外交敗北によって、日米同盟が危うくなっています。今までの経験、こうした外交の経験も生かしていきたいと思っておりますし、総裁として、選挙に勝っていくため、私自身失敗の経験もしていますが、そういった失敗も生かしていきたいと思っているのです」
自分にとっては「失敗」で済むかもしれないが、国の政(まつりごと)を放り出した過去はそれで済むものではない。その総括を自ら行っているわけではないし、なにより当時のコントロール不能に陥った政権運営の反省の言葉は何一つ聞いていないではないか。
いったい何を寝ぼけているのだろうか。安倍氏が首相の座を降りることになったのは、単に体調だけが問題ではないはずだ。
次から次へと発生する閣僚のスキャンダル、井上義行秘書官を象徴とする官邸内のガバナンスの欠如、そして、安倍氏自身の政策の変更とごまかしなどが相まって政権を崩壊へと導いたのだ。
そうした過去の現実から目を逸らし、都合の良い経験だけを抽出して、政治を語るのはあまりに浅薄すぎはしまいか。
「側近たちに煽られてその気になっているのだが、外交はそんなに単純なものではないだろう」
前出の薬師寺氏は、安倍氏の父の安倍晋太郎外相の番記者時代から彼を知っている。つまり、安倍氏が父の秘書時代から見続けている政治記者の一人だ。
総裁選の日の夜、筆者がMCを務めるニコニコ生放送の番組のゲストとして登場したその薬師寺氏は、安倍氏に対してというよりも、結果として彼を選ばなくてはならなかった自民党そのものを嘆いているようだった。
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